ジェンソン・バトンが、劇的な勝利を収めたF1カナダGPの決勝レースを振り返った。今年初のウェットコンディションでスタートしたF1カナダGP。5度のセーフティカー、悪天候により2時間の中断など波乱の展開のなか、チームメイトとの接触、ドライブスルーペナルティ、6度のピットストップなどで一時最後尾まで順位を落としたジェンソン・バトンが、最終ラップでセバスチャン・ベッテルを下して勝利を収めた。
ジェンソン、どんな気分ですか?本当に最高だよ。レース中、あのようなコンディションでは何が起こるかわからないので、戦い続けることが重要だ。もちろん、マシンのパーツが壊れたりでいくつか予定外のピットストップがあったけど、最終ラップで勝利を勝ち取る妨げにはならなかった。本当に特別な日だ。前回の勝利からかなり長い時間が経っていたけど、例えレースに勝てなかったとしても、自分のやり方でかなり多くのバトルを楽しめたのでとても満足だっただろうね。仕掛けて誰かの前に出ることには大きな意味があるんだ。今日、マシンは素晴らしかった。特にドライコンディションではね。信じられないような勝利だし、これ以上のものは望めない。最高の気分だよ。特にもっとうまくやれたと思ったモナコのあとだからね。そうだね、セバスチャンはミスをした。でも、僕たちは勝利に相応しいと思う。チームメイトとの接触がありましたね。それについてはいかがですか?あまり言いたくはないね。後ろには何も見えなかった。ただオレンジのものが見えたけど、僕のリアウイングだったかもしれない。僕はレーシングラインである左に動いた。そのあと衝撃を感じたんだ。チームメイトにプレッシャーをかけたくはないものだ。でも、ルイスもそれはわかっている。僕たちは再びレースが再開される前に話をしたし、それですべてが片付いた。二人ともレーシングインシデントだったということで合意したよ。フェルナンド(アロンソ)との件については、僕は何も間違ったことはしていないと思っている。僕はインサイドにいて、彼が突然加速したんだ。非常に珍しいことだと思う。今日の結果でドライバーズ選手権で2位になりましたね・・・今はそれについてあまり考えたくはない。優勝してから長く経っていたので、今回の勝利だけを味わっていたいね。チャンピオンを獲得してから最も気持ちのいい勝利でしたか?そうだね。本当にそうだよ。去年はいくぶん特別だった。新しいクルマにのって、タフなレースを県警ンしたし、難しい状況だった。でも、僕たちは再びここにいる。なので、そうだねとても気持ちのいい瞬間だよ。今日は僕のキャリアで最高の勝利だったかもしれない。勝利はすべて特別だけど、今日はさらに特別だ。KERSとDRSがなかったら、勝つことは難しかったと認めなければならないね。きちんとKERSとDRSを使えたことが差を生んだと思う。KERSとDRSの完璧な使用を除けば、あなたはタイヤの把握においても最もうまかったと思います。そうだね。今日はタイヤを非常にうまく理解できていたと思う、でも、僕たちのマシン、そしてエンジニアもタイヤをうまく理解している。コールも非常に良かったと思う。レース終盤はドライタイヤで本当にプッシュすることができた。ベッテルを追い詰めていたときはギリギリの状態だったよ。本当にあれ以上はマシンから引き出せなかった。でも、それで十分だったよ!レース前に、誰かが「君は6回ピットストップするけど勝てる」と言ったとしたら、あなたはなんて答えましたか?「こいつは素晴らしいイマジベーションがあるな!」かな。ドライでレースをするのもかなり難しいトラックなんだけど、ウェットでは凄まじいよ。ほとんどグリップしないし、それに集団の最後尾から戦うなんて信じられないよ。最後のセーフティカーで2番手だったときにチームが全車を捕えられると伝えてきたのを覚えているよ! お前なら全車を捕えられる!ってね。セーフティカが入ったとき僕は20番手だったんだ。そのあと勝利のために全てのマシンを追い抜いたことは単純に並みのことではないよね! ずっとニヤけていたよ!最終ラップはどんな気分でしたか?実は最後のいくつかのコーナーでハードにプッシュし過ぎていたんだ。僕にとっては非常にアグレッシブなドライビングだったし、最終ラップではバックストレートでセバスチャンとやり合うために十分に近づいていたと思う。DRSがあるので、そこで抜けるだろうと思っていた。だから、最終シケインで捕えるために十分に近づけることを願っていたんだ。まぁ、セバスチャンがミスをしたので、そのチャンスは必要なかったけどね。今回は僕に運が向いてくれた。今日僕たちは運に相応しかったと思うよ。
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