デイモン・ヒルが、5年間務めた英国レーシング・ドライバーズ・クラブ(BRDC)の会長職を退任することになった。BRDCが所有するシルバーストンでのF1イギリスGPの長期的将来の確保という重要な役割を果たしたデイモン・ヒルは、今後は個人的な興味に集中できるようBRDC会長を退任する。
デイモン・ヒルは、8月25日に開催されるBRDCの年次総会で正式に退任する予定となっている。デイモン・ヒルは「2006年からBRDC会長を務めたことは、大きな特権と名誉だった」とコメント。「クラブ、そしてビジネスとして、過去数年間にわたり我々が英国のモータースポーツのために成し遂げたことを心から誇りに思っていいだろう」「BRDCとシルバーストンは、安定した刺激的な将来を迎える。権限を委譲し、家族や自分の関心事、息子ジョシュアのレーシング・キャリアにもっと時間をかける正しいタイミングだ。しかし、私はBRDCのメンバーとしてコミットしたままだし、クラブのますます発展を見守っていきたい」デイモン・ヒルの後任候補としては、同じ元F1ドライバーのデレク・ワーウィックの名前が挙げられている。BRDC議長のスチュワート・ロルトは「取締役会は、デレクがデイモンのあとを継いでBRDC会長に立候補する意思を示してくれていることを嬉しく思う。デレクも経験豊富で地に足がついた本物のレーサーだ」と述べた。「デレクは、トラックでの成功とBRDC理事としての最近の仕事に加え、BRDCスーパースターズの運営にも深く関わっており、若手イギリス人ドライバーの支援に対する情熱をデイモンと分かち合っている」
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