ブリヂストンが、2009年F1第12戦 ベルギーGPの決勝レースを振り返った。スパ・フランコルシャンで開催されたベルギーGP決勝は、スリリングで戦略的なレースをソフト・ミディアム・ソフトのタイヤ戦略で戦ったキミ・ライコネン選手(スクーデリア・フェラーリ・マールボロ)が、今季初優勝を飾った。ライコネン選手に一秒以下のタイム差で続いたのは、ポールポジションからスタートしたジャンカルロ・フィジケラ選手。フィジケラ選手はソフト・ソフト・ミディアムのタイヤ戦略で、フォース・インディア初の2位という過去最高の結果をも...
安川ひろし (ブリヂストン モータースポーツ推進室長)「今年初めての優勝を果たしたキミ・ライコネン選手とスクーデリア・フェラーリ・マールボロ にお祝いを申し上げます。また、見事2位を獲得したジャンカルロ・フィジケラ選手とフォース・インディアにもお祝いを申し上げます。今日は、ブリヂストンのタイヤが素晴らしい演出に一役を買い、非常にエキサイティングなレースを観ることができました。今回はブリュッセルを本拠地とするブリヂストン・ヨーロッパのホーム・レースでもありましたので、サーキットの観客及び世界中の大勢のTV視聴者が、このような素晴らしいレースを観ることができたのは、大変嬉しいことです」浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)「タイヤに関しては非常に興味深い週末でしたし、これがとてもエキサイティングなレースを提供したと思います。ミディアムとソフトのブリヂストンタイヤは、どちらを選択しても期待する高い性能を発揮しました。表彰台の全員がそれぞれ異なるタイヤ戦略で、このリザルトを達成しました。どのタイヤがどのチームにとってベストだったかは、クルマの特徴、セットアップ、ドライバーの好みなどによって異なり、かなり幅広い戦略のチョイスが見られました。今日は、今シーズン初めて非常に小さいブリスターが発生しました。これは、今回のコースでタイヤが酷使されたことを示しています。モンツァでも同じタイヤ選択となりますので、ここで学んだことをチームがいかに次のレースで活かすかというのが興味深い点です」