ブリヂストンが、2009年F1第9戦 ドイツGPの決勝レースを振り返った。ニュルブルクリンクで開催されたドイツGP決勝は、スーパーソフト・ミディアム・ミディアムの2ストップ戦略で戦ったレッドブル・レーシングのマーク・ウェバーが、難しいコンディションの中で開催されたハイペースのレースで自身初のF1優勝を飾った。スタート時に回避可能な衝突の原因を作ったとしてウェバーにはドライブスルー・ペナルティが科せられたが、彼は2位のチームメイトのセバスチャン・ベッテルを9.2秒引き離してのフィニッシュ。3位はスクーデリア・フェ...
ベッテルはスーパーソフト・ミディアム・スーパーソフトのタイヤ戦略、マッサはスーパーソフト・スーパーソフト・ミディアムの戦略で今季初の表彰台を達成した。浜島裕英 (ブリヂストン MS・MCタイヤ開発本部長)「130戦目で初のグランプリ優勝を果たしたマーク・ウェバーにお祝いを申し上げます。まさに日本の諺の「継続は力なり」を示してくれました。ブリヂストン・タイヤを使ってこの優勝が成し遂げられたことを我々は非常に嬉しく思っています。タイヤのテクニカルな面からも今回は非常にスリリングなレースでした。気温や路面コンディションといった条件を考えると、レースのほぼ最後までどれが優れたレース用タイヤかを決めるのがとても難しかったと思います。ドライバーやストラテジストも今日は頭を沢山使わなければならなかったと思いますが、同じチームのドライバーでも異なる戦略を使うなど、バラエティーに富んだ戦略が見られました」「路面コンディションは序盤、殆どラバーののっておらず、スーパーソフト・タイヤでスタートした選手の中にはグレーニングや性能の落ちという問題が発生した人もいました。また、ミディアム・コンパウンドをとてもうまく使いこなした選手もいます。特にフェルナンド・アロンソがこのタイヤで最速ラップタイムを記録する素晴らしい走りを披露してくれました。一方で、他の選手は同じタイヤでもグリップや性能を引き出す温度のマネージメントに苦しんだようです。この全てがさらにレースを興味深いものとしました」
全文を読む