ブレンドン・ハートレーは、2018年にホンダのF1パワーユニットを搭載したトロ・ロッソのマシンを走らせるのを楽しみにしていると語る。今年、ポルシェのワークスドライバーとしてル・マン24時間レースを制し、WECチャンピオンを獲得したブレンドン・ハートレーは、F1アメリカGPでトロ・ロッソのドライバーとしてF1デビュー。
しかし、これまでF1で出走した3レースでは、すべてルノーのパワーユニットの信頼性トラブルによってグリッド降格ペナルティを科せられており、メキシコとブラジルではトラブルによるリタイアという結果に終わっている。今年、ルノーのF1パワーユニットを搭載していたトロ・ロッソは、2018年からホンダのF1パワーユニットを供給することが決定している。最近では信頼性を向上させているホンダだが、シーズン序盤はトラブルが多発して、結果としてマクラーレンとのパートナーシップを解消するに至った。トロ・ロッソは、2018年のドライバーとしてブレンドン・ハートレーとピエール・ガスリーを起用することを決定。新生“トロ・ロッソ・ホンダ”のラインナップが決定した。ブレンドン・ハートレーは、2018年からトロ・ロッソがホンダのパワーユニットを搭載することついてはまったく心配などしていないと語る。「過去2戦では今のエンジン(ルノー)にはまったく信頼性がなかったと思う」とブレンドン・ハートレーは Championat にコメント。「同時に、僕はホンダと一緒に仕事をすることは、僕自身にとってもチーム全体にとっても素晴らしいチャンスだと確信しているし、とてもポジティブな瞬間になるだろう」一方、ブレンドン・ハートレーは、2018年にシートを奪うかたちになったロシア出身のダニール・クビアトについて“多く”の質問を浴びせられていると語る。「現時点では、僕はロシアではあまり人気がないと思っている」とブレンドン・ハートレーはコメント。「でも、真剣な話、僕にはコメントしがたい。僕が決定を下したわけではし、F1ではこうした決断をするのは必ずしも簡単なことではないこともわかっているからね」「とても難しい質問だ。でも、僕に言えることは、ここで2度目のチャンスを得られたことを嬉しく思っているということだけだ」今年は、ポルシェとのFIA 世界耐久選手権に加え、F1での新しい仕事をこなさなければならず、移動を含めて忙しいシーズンを過ごしてきた。ポルシェは、WECのLMP1クラスから撤退した2018年以降もブレンドン・ハートレーとの契約関係を維持することを明らかにしているが、ハートレーは2018年はF1に集中することになると語る。「同時に2つのシリーズに参加することはできないと思う」とブレンドン・ハートレーはコメント。「来シーズンの契約内容をすべて把握しているわけではないけど、あるシリーズから別のシリーズに挑戦するのは簡単ではないものだ。異なるクルマは、異なるセッティングとドライビングスタイルを要求されるからね」「でも、今シーズンは終わるし、大丈夫だったよ」
全文を読む