バルテリ・ボッタスは、アルファロメオF1チームを擁するザウバー・グループのCEOに就任したアンドレアス・ザイドルの「明確な方向性」に感銘を受けていると語る。元マクラーレンF1のチームプリンシパルのアンドレアス・ザイドルは、フェラーリのマッティア ビノットの後任としてチームを離れたフレッド・バスールの後任としてザウバー・グループに加入した。
2026年に予定されているアウディの完全子会社化に向けて成長を続けるザウバー・グループのすべての企業の全体像に焦点を当てるために、アンドレアス・ザイドルはCEOとしてのみ就任し、全レースには出席しない。レースウィークエンドには、マネージングディレクターのアレッサンドロ・アルンニ・ブラビがチーム代表として参加する。アンドレアス・ザイドルのチーム加入について聞かれたバルテリ・ボッタスは「彼に初めて会ったのは2週間前だった」とコメント。「まず第一にナイスガイだ。彼が本当にやる気があることがわかる。彼はかなり明確な方向性を持っているように見える。チームをどうするか、人々をどのようにやる気にさせるかのべ。彼にはビジョンがあるようだ」「もちろん、彼はまだ多くの情報を吸収し、チームや過去に起こったことについて他の人から学ぼうとしているところです。彼はその役割にふさわしい人物だと確信している」バルテリ・ボッタスのチームメイトである周冠宇も、これまでのところ、アンドレアス・ザイドルに好印象を受けていることを示している。「ここ数週間かなり頻繁にここにいて、アンドレアスと多くの時間を過ごした」と周冠宇は語った。「彼がチームをプッシュしようとしていることを本当に感じたけど、この数週間はまだ、会社全体を理解し、すべてが落ち着くまで時間をかけているところだ」「でも、彼がチームを成長させ、素晴らしい未来を実現させたいと強く願っていることがよくわかった。夕食や昼食を一緒に過ごして、彼が技術的な面をよく理解している人だと感じた。彼の過去について話たけど、彼はドライバーのこともよく知っている」「チームにとっては大きな変化かもしれないけれど、ドライバーとしてはあまり変わらないと思う。というのも、僕たちはまだ自分たちのベストを尽くそうとしているからだ。それよりも、僕らふたりの仕事のやり方を理解しようとすることのほうが重要だ」「もちろん、フレッドのやり方と同じにはならないだろうけど、誰にでも自分なりのやり方がある。オスカー(・ピアストリ)からも以前から彼についての素晴らしい言葉をたくさん聞いていたしね。だから楽しみだ」バルテリ・ボッタスは、アルファロメオF1に加入するよう説得してくれたのは、F3とGP3時代に所属したARTチームを率いたフレッド・バスールであるため、彼がチームを離れるのは悲しいと認める。「フレッドが大きな理由の1つだったのは間違いない」とバルテリ・ボッタスは語った。「もちろん、フレッドを失うのは悲しいことだ。でも同時に、彼は僕の友人でもあるからね」「でも、彼のためにも本当にうれしい。なぜなら、そのような役割にノーと言うことはないだろうからね。彼は常に野心的であり、進歩したいと思っている」「でも、新しい構造を目にしたことが心配が減った。チームはかなり安定した状況にあると感じている。アンドレアスとアレッサンドロがいれば、きっとうまくいくと思う」「それに、新しい人が入ってきて、いろいろな役割を担うようになると、常に新しい考え方が生まれるものだ。だから、時にはそれが悪いことではない」