バルテリ・ボッタスは、アウディのF1への投資を賢く利用すれば、現在アルファロメオの名を冠したザウバーF1チームがF1で最高のパフォーマンスを発揮するチームになる可能性があると語る。アウディは、2026年からF1のグリッドに参加するという目標を達成するため、ザウバーF1チームの過半数の株式を取得する予定となっている。アウディは、新しいノイブルク工場で新世代のF1エンジンを開発し、ヒンウィルのチームは3年以内にアウディのハイブリッドエンジンを搭載するシャシーを設計する。
しかし、バルテリ・ボッタスは、その間にアウディの投資によって強化されたザウバーの現在の基盤が、スイスのチームをフィールドの最前線に押し上げることができると確信している。「僕が目にしてきた人々にはあらゆるポテンシャルがある」とバルテリ・ボッタスはRACERに語った。「かなり若いチームのように感じているし、既成概念にとらわれずに考えている人がたくさんいる。それは良いことだ。ファクトリーの設備は素晴らしいし、風洞も素晴らしい」「レッドブルやメルセデスと比較すれば、確かにチームとしての人数は少ないけど、その点で進歩が見られることは分かっているので、もう少し人員を増やし、おそらくもう少しお金を増やせば、違いを生むことができると思う」「たとえば、パーツの生産に関しては、(2022年の)リードタイムはかなり長かった。そのようなことを修正することは、シーズンに大きな違いをもたらす可能性がある」ザウバーF1チームはアウディのおかげで将来性を高めることができるが、バルテリ・ボッタス自身もメルセデスでの経験と知識を活用してチームの前進を支援している。「もちろん、技術的なものであろうと運用上のものであろうと、過去の経験からすべてを取り入れようとしている」とバルテリ・ボッタスは語った。「それは今年の上半期の大きな出来事だったと思う」「何かを見たときはいつも『パドックの向こう側にいる連中はこう思っている』と言っていた。でも、クルマのメカニカル面にも、以前のクルマにはあったが昨年のクルマにはなかったいくつかのセットアップ ツールを実装することができた」「もちろん、できる限りすべての経験をつぎ込んでいる」