2021年のメルセデスF1残留が決定したバルテリ・ボッタスだが、契約にサインするまでに他のF1チームとも交渉していたが、最終的にはメルセデスF1との契約を1年延長することが最善の選択肢だと判断したと明かした。2017年にニコ・ロズベルグの後任としてメルセデスF1に加入したバルテリ・ボッタスだが、これまで1年契約以外をオファーされたことはなく、過去数年にわたってパフォーマンスが低下するたびにシート喪失が噂されていた。
特にセバスチャン・ベッテルのフェラーリF1離脱に端を発した2021年のシートに関しては、メルセデスF1の育成ドライバーのジョージ・ラッセルの台頭もあり、バルテリ・ボッタスはルノーやレッドブル・ホンダとの交渉も噂されていた。しかし、70周年記念GPの開催に先立った8月6日(木)、メルセデスF1はバルテリ・ボッタスとの契約を1年延長したことを発表。バルテリ・ボッタスにとっては5回目の単年契約となる。チームメイトのルイス・ハミルトンはこれまで複数年契約を結んでおり、今後にむけて再び複数年契約にサインすると考えられている。バルテリ・ボッタスは、新型コロナウイルスでレースが中断されていた期間にメルセデスF1から新たな契約オファーがない場合に備えて他のF1チームとも交渉していたことを明かした。「他チークとも話はしていた。それは事実だ」とバルテリ・ボッタスはコメント。「レースが始まる前からチームやドライバーに関してかなりの動きがあったからね。でも、チーム(メルセデス)はレースを始めるまでは誰ともサインはしないことを明言していた。レース再開の準備に時間が必要など、いろいろな理由があった」「僕としては、もし何らかの理由でメルセデスが僕を選ばなかった場合に備えて、他のところも見てみたいと思っていた。どこまで議論をしていたかにつあまり詳しく言うつもりはないけど、もしもの時のために回りにも目を向けていた」 以前、バルテリ・ボッタスは単年契約によって毎年去就が噂されることが精神的にタイトル争いの妨げになっていることを認めていた。再び1年契約を受け入れtあ理由について質問されたバルテリ・ボッタスは「長期契約のオファーがあれば、間違いなく受けていただろう。でも、チームと再びこれで行くことに決め。それが彼らにできるオファーの全てだとしたら、僕はそれを受け入れようと思った」とコメント。「たとえルイスが30ポイントリードしているとしても、今年まだタイトルを獲得するチャンスがあるし、来年も良いパフォーマンスを発揮できればそのチャンスはある。必要なのはそれだけだ」「短期的を見ることが、長期的な面でもいい場合もある。タイトルを獲得するためにはこのチームにいる必要がある。それなら1年でも受ける。すでにそれが定番になっているし、特に問題ない」将来を保証されたチームメイトと戦うことはタイトル争いに影響するかと質問されたバルテリ・ボッタスは「それは受け止め方、対処の仕方次第だ。僕にとってはこれが普通になりつつあるし、慣れているからね」とコメント。「もちろん、長期契約をオファーしてもらえればうれしかったけどね。でも、これが与えられたベストだし、僕はそれを選ぶ。これでもう10カ月か11カ月はそれについて考えなてもいいので、もちろん、そこは良いことだ。レースだけに集中できるからね」「来年もまた考えなければならない時が来るだろう。そうなったら、また将来について考えることになる。でも、それは少なくとも10カ月先の話だ。今のところは考えなくてもいい」