メルセデスのF1ドライバーであるバルテリ・ボッタスが“燃え尽き症候群”だったと告白。新型コロナウイルスの発生によるロックダウンはある意味で自分にとって良い時間になっていると語る。2017年にメルセデスF1の加入したバルテリ・ボッタスは、2017年にF1初勝利を挙げるももの、翌年は未勝利に終わり、ルイス・ハミルトンの“ウイングマン”に徹することもあった。
2019年にバルテリ・ボッタスは復調を見せ、4勝を挙げて326ポイントを獲得し、ドライバーズ選手権2位で終了。メルセデスのダブルタイトル6連覇にしっかりと貢献した。しかし、2020年シーズンにむけてバルテリ・ボッタスは“燃え尽き症候群”になっていたと告白。新型コロナウイルスの世界的な大流行によって最初の10戦が中心になったことは不愉快なことだが、それによってもたらされた強制休息期間は彼にとって正当化された。「本当に疲れ果てていたし、スポーツへのモチベーションと愛情を失いかけていた。でも、僕はそのようなことから学んだし、今は自由な時間を過ごして、他のことをする勇気がある。それは僕にとって良いことだったと思う」とバルテリ・ボッタスは語る。「シーズンがスタートすれば非常に激しいので、この“エクストラな自由時間”があるのは非常に特別なことだ。移動が少なく、全体的にストレスが少ない。残りをうまく生かせれば問題はないと思う」バルテリ・ボッタスは、F1ドライバーの生活は非常に厳しいと指摘する。「特に自分にプレッシャーをかけるからね。注意を怠ると、すべてのドライバーが燃え尽き症候群になる危険性がある。でも、実際、F1でそれは働くすべての人に当てはまります。自分自身に本当に耳を傾け、機会があれば、時には少し利己的でやりたいことをする必要があるし、本当にそれが必要だと思うときには自由な時間を作る方法を見つける必要がある。そうしないと、毎年このような生活を送ることができなくなる」