メルセデスのバルテリ・ボッタスは、F1アブダビGPの週末にチームが戦略に対して行った“多くの妥協”が順位を上げる助けになることを期待していると語る。バルテリ・ボッタスは、F1アブダビGPの予選でポールポジションのルイス・ハミルトンから0.194秒差の2番手チアムを記録したが、前戦ブラジルGPで故障したエンジンを交換したことで後方グリッドに降格することが決まっていた。
バルテリ・ボッタスとメルセデスは、グリッド降格を見据えて週末を戦略とレースセットアップの仕上げに集中しており、ボッタスはそれが日曜日に成果を挙げることを期待していると語る。「今日の予選結果はあまり重要ではなかったし、計画を立てて、週末全体をレースのために最適化していたのは確かだ」とバルテリ・ボッタスはコメント。「タイヤ選択などすべてのことがレースにむけたマシンと戦略に最適化されている。僕たちは戦略のために多くの妥協を行った。もちろん、レースは挑戦になるだろうけど、楽しみにしている」「最後のラップは問題なかった。でも、ルイスは少し速すぎると感じた。予選の最後までにわずかにセットアップを変えた。正直、全体的に昨日の方がクルマをより快適に感じていたけど、僕にとってはずっとレースを念頭に置き続けている。ペナルティによってレースは後方からスタートになるので今日がどうなろうと関係ないからね」「もちろん、できる限り頑張った。Q2ではレースのために新品タイヤをセーブするために1回だけのアタックで終えた。ソフトが必要になるからな」「でも、ルイスは非常に良い仕事をした。88回目のポールを祝福したいし、その結果には心から敬意を払っている。明日は素晴らしいバトルになるだろうし、集中している」表彰台まで挽回することは可能だと感じているかという質問についてバルテリ・ボッタスは「いつだってどんなことも可能だし、自分から明日を制限しても意味はない」とコメント。「僕たちには良いファイティングスピリットがあるし、すべてのチャンスを掴み取りたい。僕たちにとって明日はいくつかのことがあるだろう」「今年クレイジーなレースを目にしてきた。2週間前のブラジルを振り返ってもね。どんなことも可能だし、そのチャンスを掴み取るのを楽しみにしている。最も重要なことはクルマで楽しい時間を過ごすことだ」