メルセデスのバルテリ・ボッタスは、チームメイトのルイス・ハミルトンのパフォーマンスレベルに近づくための“魔法”の秘訣はないと語る。2018年は未勝利に終わったバルテリ・ボッタスだが、F1アゼルバイジャンGPで今季2勝目を挙げ、開幕戦のファステストラップポイントの差で1ポイント差で同じく2勝を挙げているルイス・ハミルトンを上回ってランキングトップに立っている。
また、バルテリ・ボッタスは中国とバクーで2戦連続でルイス・ハミルトンを倒してポールポジションを獲得している。バルテリ・ボッタスは、自分のパフォーマンスを改善することの鍵はいかにハードワークが重要であるかを説明した。「自分自身、自分のドライビング、そして、チーム内のことに取り組んでいる。パフォーマンス面で毎年ステップを果たすことができたし、今年もそう感じている。シーズンは長いし、シーズン中に改善する機会はあるけど、まだ初期段階だ」トバルテリ・ボッタスはコメント。「パフォーマンス面は拮抗しているのは良いことだし、ポイント面で拮抗しているのも良いことだ。魔法はないし、とにかく行かに改善して取り組み、細かなことに集中していけるかだ」バルテリ・ボッタスとルイス・ハミルトンは、二人ともメルセデスの今季マシンW10のセットアップとバランスに苦労しており、ハミルトンは競争力を示してはいるものの、前年マシンよりも運転が難しいと語っている。ルイス・ハミルトンに対してゲインを得ている部分はセットアップではないかと質問されたバルテリ・ボッタスは「確かに今年もクルマは新しいし、毎年違った対応をしていかなければならない」とコメント。「セットアップの方向性は1年毎にかなり異なる可能性があるし、そこは学ぶ必要のなることだ。自分に合ったセットアップを探し出してセットアップを修正していく必要がある。それらすべてのことをまとめる必要があるし、細部にこだわらなければならない」「ルイスは運転するのが難しいクルマにも対応できるけど、実際のクルマの挙動に依存するかもしれない。彼の方が引き出せるときもあれば、彼の方が苦しむときもある。それは僕にとって同じことだし、状況によって異なる。だから、僕たちの間でなぜ違い生じているのかという傾向を見つけだすことはでかいない」「細部が重要だし、過去数年、僕たちのクルマはとても速いけど、完全に正しいセットアップを得るのは常に簡単ではなかった。常に最も運転しやすいクルマというわけではないけど、いったん正しいセットアップが得られれば、とても速いクルマだ」