メルセデスのF1ドライバーであるバルテリ・ボッタスが、母国フィンランドで新たなパーソナルスポンサーを獲得した。バルテリ・ボッタスは、昨年1勝も挙げることができずにコンストラクターズ選手権5位でシーズンを終了。この結果に失望したジュニア時代から長年スポンサーを務めてきたウィフリ・グループ(Wihuri Group)は、F1で費用対効果が得られないとの建前で支援を打ち切っていた。
だが、2019年にむけてバルテリ・ボッタスに心強いパーソナルスポンサーがついた。その企業はフィンランドのセキュリティメーカーであるABLOY(アブロイ)。ピッキングやバンピングなどの不正解錠テクニックの攻撃から防護する独自の回転式ディスクシリンダー技術を採用した南京錠を始めとする鍵が有名な企業だ。バルテリ・ボッタスは「フィンランドで最も価値あるブランドであるアブロイとの提供することを発表できたことに興奮しているし、光栄に思っている」とコメント。アブロイも「世界で最速かつ最も信頼できるフィンランド人のひとりであるバルテリ・ボッタスとのグローバルパートナーシップを発表できたことを嬉しく思うとともにい誇りに思う」と述べた。今シーズン限りでメルセデスとの契約期間が終了するバルテリ・ボッタス。背後にはメルセデスの育成ドライバーでチームのリザーブドライバーに就任したエステバン・オコンがその座を狙っており、今季はシート維持をかけて背水の陣でシーズンに挑むことになる。