メルセデスのF1ドライバーを務めるバルテリ・ボッタスは、2018年に受けた批判が新シーズンに向けての“後押し”になっているとポジティブに語る。メルセデスでの初年度に3勝を挙げて力強いパフォーマンスを見せたバルテリ・ボッタスだが、2018年はチームメイトのルイス・ハミルトンが11勝を挙げてタイトルを獲得したのに対し、1勝も挙げることもできない厳しいシーズンとなった。
終盤に4戦連続で5位フィニッシュをしてシーズンを終えたバルテリ・ボッタスはランキング5位でシーズンを終了。メルセデスの育成ドライバーであるエステバン・オコンがリザーブドライバーとして加入したこともあり、2019年の契約しかないバルテリ・ボッタスのメルセデスの将来は不確実だとの見方が強い。「個人的に2018年は僕にとって望んだようには進まなかったし、新しいシーズンをスタートできることをとても嬉しく思っている」とバルテリ・ボッタスはコメント。「2018年のいくつかの段階でかなりの批判があったけど、実際にそれは僕にとってポジティブなことだ。追加の後押しを与えてくれるからね」「昨年から学ぶことができるあらゆる点をもっと強くなって戻るために使ってきた。それにたくさんのポジティブなことを見つけられた。シーズン末にはわからなかったかもしれないけど、深く掘り下げたことで今はそれがわかっている」「2019年に向けてそのすべてを土台にすることができる」昨シーズン終了時、バルテリ・ボッタスはF1で“最悪のシーズン”だと表現し、オフシーズン中は“姿を消したい”と語っていたが、南アメリカで冬休みの一部を過ごした後、フィンランドでラリーに参戦し、ステージ優勝を挙げて総合5位でフィニッシュしている。すっかりリフレッシュしたバルテリ・ボッタスは「全員が0ポイントからスタートすることにとても興奮しているよ」とコメント。「僕たち全員が同じラインに立っているし、2019年にもたらされることに興奮している」