メルセデスのF1ドライバーであるバルテリ・ボッタスは、今後もっと多くのラリーに参戦したいと語る。先週、バルテリ・ボッタスは、母国フィンランドで開催されたたアークティック・ラップランドラリーでラリーデビュー。ステージ優勝を果たすなどのパフォーマンスを発揮し、総合5位でフィニッシュした。
「ラリーに参戦してみて、さらにラリーが大好きになったよ」とバルテリ・ボッタスはコメント。「もっと練習する必要があるし、最大限の集中力が求められる。でも、僕はF1でそれになれている。全体的に楽しかったね」将来、同じラリーに戻るつもりかと質問されたバルテリ・ボッタスは「まだわからない」とコメント。「ドライビングに関してF1とラリーは本当に異なる。学ばなければならないことはたくさんあるけど、今回が最後のラリーではないと言うことができる」バルテリ・ボッタスは、Mスポーツのフォード・フィエスタWRCでラリーに参戦した。Mスポーツのチームプリンシパルを務めるリッチ・ミリナーは、ボッタスと作業したチームメンバーは“彼のドライビングに非常に感銘を受けた”と語る。「F1ドライバーに期待するように、彼にとってスピードは心配するものではなかったが、木の間を走る彼のテクニックは本当によかった。彼は自分自身を本当に楽しんでいるように見えた」とリッチ・ミリナーはコメント。「エンジニアたちが気付いた違いのひとつはドライビングスタイルにあった。彼は常にフルスロットルではなかった。WRCの人たちはグリップがあればすぐにフルスロットルだ。でも、F1カーでは常にグリップを探しているし、常にフルスロットルなわけではない」「彼はうまくっやった。-30℃でこれまでドライブしたことのないWRCカー、知らないチーム、知らないコ・ドライバーと走る初めてのラリーで5位は悪い結果ではない」「彼がクルマに戻ってくることを願っている。スポーツにとって良いことだし、このクロスオーバーを見ることは興味深いことだ。我々にチャンスがあるなら、英国で彼にテストをさせたい。だが、彼のカレンダーは非常に忙しい」「ロバート・クビサはWRCにとって非常に良いセールスマンだ。彼は今年F1に復帰したし、興味深いものがみられると確信している」