バルテリ・ボッタスを長年支援してきたウィフリ・グループ(Wihuri Group)が、F1への関与は費用対効果が低いとしてボッタスおよびメルセデスF1のスポンサーを降りることになった。ウィフリ・グループは、包装、食品流通、建設機械、ジェット機チャーターなど、多様な事業を展開するフィンランドの複合企業。バルテリ・ボッタスのジュニアキャリアからサポートしてきた。
元レーシングドライバーでチーム代表を務めた経験もあるアンティ・アーニオ・ウィフリが率いる同グループは、2017年のバルテリ・ボッタスのメルセデス移籍も支援していた。しかし、アンティ・アーニオ・ウィフリは、2018年のF1世界選手権でバルテリ・ボッタスがチームメイトのルイス・ハミルトンに勝つことができないことに失望したと嘆いた。「その通りだ。我々は続けるつもりはない」とアンティ・アーニオ・ウィフリは Ilta-Sanomet にコメント。「我々は投資への利益という点であまりに高すぎると判断した。残念なことだ。一部はバルテリのせいではなかったし、チームや技術的なトラブルによるものだった。だが、彼はシーズン終盤にかなり弱かったと思う」だが、アンティ・アーニオ・ウィフリは、自身5回目のF1ワールドチャンピオンを獲得したルイス・ハミルトンと戦うことは大変な仕事であるとも認める。「ルイス・ハミルトンのチームメイトを務めるのは難しいことだ。だが、バルテリは他の多くにも遅れをとっていたし、全体で5位にすぎなかった。それはかなり弱い結果だ」バルテリ・ボッタスは、2019年までしかメルセデスとの契約を有しておらず、背後にはエステバン・オコンというメルセデス生え抜きのドライバーが控えている。だが、商業面やスポンサーに関わらず、今年の結果によって将来が決定すると考えられている。
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