バルテリ・ボッタスは、2017年F1マシンを風の強いコンディションで走らせるのは難しいと感じており、スピンの数を増加させると考えている。バルテリ・ボッタスは、バルセロナテスト2日目に突然の強い追い風によってターン9でスピン。ボッタス以外にも多くのドライバーがスピンを喫している。「2日目のように風がとても強いコンディションでは、大抵のクルマがかなりスナッピーだと感じると思う」とバルテリ・ボッタスはコメント。
「全体的に空力面でより大きなダウンフォースが生み出されているので、風の影響が大きくなっていると思う」「風にあおられたら、通常よりもより多くのダウンフォース量を失う。よりトリッキーになっている」ルノーのジョリオン・パーマーは、テスト3日目にアウトラップでスピンしてグラベルにはまり、ウィリアムズのルーキーであるランス・ストロールは2日間の走行で2度スピンとクラッシュを喫して注目を集めた。バルテリ・ボッタスのチームメイトであるルイス・ハミルトンも、2017年の新車は去年のクルマを“簡単に感じさせる”と語っている。上記の事故は、タイヤがグリップを失い、急なスナップオーバーステアを引き起こしたとの見方もあるが、バルテリ・ボッタスはタイヤは大きな要因ではないと考えている。「僕のフィーリングだけど、タイヤに関しては、グリップが突然失われるという点では大きな違いはないと思う」とバルテリ・ボッタスは説明。「そのような状況になりやすいのはタイヤに十分な熱が入っていない場合だけだ。硬い方のコンパウンドでは特にね。うまく働かせるのが大変なときがある。オーバーステアの際に、突然、かなりスナッピーになる」「でも、軟らかい方のコンパウンドは、一旦、熱が入れば、スライドやグリップを失う割合は昨年とほぼ同じように感じた」
全文を読む