バルテリ・ボッタスは、2016年にキミ・ライコネンの後任としてフェラーリに移籍する可能性を除外していない。昨年、厳しいシーズンを過ごしたキミ・ライコネンだが、今年もフェラーリとの契約下にあり、2016年の“オプション”もあるとされている。ヘレステストで契約について質問されたキミ・ライコネンは「今年うまくやるかどうかは僕とチーム次第だ」とコメント。
「もしうまくいかず、僕がそれにサインしなければ、僕はそれにサインしない」同じフィンランド出身のバルテリ・ボッタスは、メルセデスのモータースポーツ責任者のトト・ヴォルフによってマネジメントされており、現在メルセデスを搭載するウィリアムズを運転している。ウィリアムズは、テストドライバーから鍛え上げてきたバルテリ・ボッタスを保持したがっており、技術責任者のパット・シモンズは、ボッタスには大きなポテンシャルがあると考えている。パット・シモンズは、アイルトン・セナ、ミハエル・シューマッハ、フェルナンド・アロンソといった偉大なチャンピオンと仕事をしており、バルテリ・ボッタスも同じそうにタイトルを獲得する資質があると考えている。「彼の言葉はとても励みになる」とバルテリ・ボッタスはコメント。2014年に快進撃を果たしたウィリアムズだが、予算面でビッグチームと争うことができなければ、最終的にバルテリ・ボッタスを保有し続けるのは難しいかもしれない。去年のバルテリ・ボッタスのパフォーマンスは、フェラーリの関心を惹いたとされており、また、トト・ヴォルフは、メルセデスとルイス・ハミルトンが2015年以降の契約で合意しなかった場合、バルテリ・ボッタスが有力候補のひとりだと述べている。フェラーリの関心について質問されたバルテリ・バッタスは「キミの契約については何も知らない」とコメント。「僕がわかっているのは、自分は手に入れられる最速のクルマに乗っていたいということだけだ。僕にはこれしか言えない」