バルテリ・ボッタスは、F1マレーシアGPではプレシーズンの前評判通りの力を見せられると自信をみせている。開幕戦前、メルセデスに対抗できる挑戦者はウィリアムズしかいないと考えられていた。しかし、不本意な予選セッションに続き、決勝レースでもウィリアムズの不運は続いた。フェリペ・マッサは1コーナーで小林可夢偉に衝突されてリタイア。
バルテリ・ボッタスは、序盤にウォールを接触したことで表彰台の望みを絶たれたが、素晴らしい追い上げをみせてレースを6位でフィニッシュ。ウィリアムズのポテンシャルを垣間見せた。「僕たちの実力を証明するチャンスは18戦ある」とバルテリ・ボッタスはコメント。「オーストラリアではもっと良い結果が可能だった。フェリペはどうすることもできなかったし、僕はミスを犯した。でも、実力はこんなものではない」「チームは変わった。すでに去年より多くポイントを稼いでいるし、クルマは周りよりもずっと速い」「マレーシアは全く異なるトラックだし、もう少しノーマルなトラックだ。路面がバンピーでスリッピーな特設市街地サーキットではない。僕たちはトップ6で戦えるはずだ。それがとても楽しみにしている」だが、バルテリ・ボッタスは、ウィリアムズに弱点があることも認識している。ウェットで苦戦したオーストラリアの予選は、チームを目覚めさせたと述べた。「ブレーキングとコーナーエントリーはとても良かった。委ねられるし、信頼できる。でも、パワーを乗せるとクルマには少し弱点がある。それにトラクションも改善が必要な部分だ。特にウェットでね。僕たちは高速コーナーで他者に付いていくのにちょっと苦労した。それが僕たちの弱点だ。一部のコーナー出口と高速コーナーで少し失っていた」「でも、トップスピードはとても良かったので、オーバーテイクに役立つはずだ」