BMWザウバーの買収候補にカイザー・リッター社の名が新たに浮上している。カイザー・リッター社は、ドイツのリヒテンシュタインを拠点とするマネジメント企業。社長のフリッツ・カイザーは1999年までザウバーの共同オーナーを務めた経験がある。フリッツ・カイザーは、ペトロナスのスポンサー獲得に協力したと言われており、ザウバーの30%の株式を所有していた。
他にもルクセンブルグの不動産会社出身の投資家グループも新たな候補にあげられている。チーム代表のマリオ・タイセンは、BMWザウバーのホンダ/ブラウンGP形式のマネジメントバイアウトの可能性は低いと語っているが、2010年の決定は間近であり、レース優勝も期待しているとされている。テクニカル・ディレクターのウィリー・ランプも、以前はBMWザウバーがなくなればF1を去ると述べていたが、将来について前向きな発言をしている。彼は今や「この難しい時期にチームを離れることはできない」とコメントしている。BMWザウバーの買収に関しては、これまでマレーシアやインドの投資家の名前が挙がっている。関連:インド企業がBMWザウバー買収に興味ペーター・ザウバーがマレーシア入り