BMWザウバーは、2009年シーズンの残りレースでKERSを使用しないことを決定した。BMWザウバーは、ここ最近は空力改善に重点を置くためにKERSを使用していなかったが、BMWザウバーのチーム代表であるマリオ・タイセンは、残りの9レースでもKERSなしで戦うことを明らかにした。「我々はここ数週間、KERSとKERSなしでの空力開発の可能性を検討していた」
「我々は、より多くの進歩がKERSのインストールなしでなされるだろうと決定した」開幕からKERSを使用していたチームのうち、ルノーは数レース前からKERSを使用しておらず、今週末はマクラーレンもKERSを下し、シルバーストンでフェラーリの2台のみがKERSを稼働させている。しかし、2010年にKERSを使用することに投票したマリオ・タイセンは、KERSがF1の“失敗”とはみなしていないと主張する。「BMWの市販車部門にテクノロジーを移転において成功はあった」「我々のエンジニアは、ミュンヘンで研究開発をサポートしており、しばらく継続する。学んだことはハイブリッドカーだけでなく、電気自動車や従来の車にも使うことができる」だが、タイセンは、KERSがF1から“消える”運命にあることを認める。「技術革新としてのF1を位置づけるチャンスだったので残念だ」関連:KERS (運動エネルギー回生システム)
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