BMWは、2010年からKERSシステムのF1公式サプライヤーになることを目指しいているという。FIAは今年からKERSをF1に導入したが、FOTAは5日の記者会見で2010年に向けて独自の計画を発表した。FOTAは、標準KERSシステムの入札を行い「チームあたり1シーズン、100万〜200万ユーロ」を目標価格としているが、これは各チームが2009年に費やしたコストと比較するとはるかに少ない。
FOTAの会長を務めるルカ・ディ・モンテゼーモロは、KERSに強く反対しており、この技術が2009年のチーム予算において「最も高額なコスト」だと批判。「エンジンやギアボックス、空力ほど重要な要素ではない。したがって標準KERSでも構わない。単なる電気の箱で、セクシーなものではない!」当初、FOTAはKERSの導入を2010年まで延期しようとしたが、BMWが拒否権を行使したため今年からの導入が決定した。そして、BMWは公式サプラーヤーの入札を勝ち取る有力候補とされている。関連:KERS
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