F1ベルギーGPのFIA記者会見パート1には、マックス・フェルスタッペン、アレクサンダー・アルボン、エステバン・オコンが出席した。会見では、レッドブル・レーシングの競争力とフェルスタッペンの将来、ウィリアムズのアップデート計画、オコンのF1デビュー10周年、シミュレーターの有効性などについて語られた。
Q:マックス、まずお願いします。お気に入りのスパに戻ってきました。今週末、あなたとレッドブル・レーシングにはどのようなパフォーマンスを期待できますか?マックス・フェルスタッペン:正直、分からない。明日走ってみないと何も言えない。本当にそれだけだ。Q:オーストリアは好調でしたが、シルバーストンは期待外れでした。直近2戦をどう評価していますか?フェルスタッペン:その通りだ。だから今週末もどうなるか分からない。考えすぎず、まず走ることが大事だ。Q:旧仕様のリアウイングへ戻します。その理由を教えてください。フェルスタッペン:理由は明白だ。旧仕様に戻し、新仕様が再び使える状態になれば、その時点で判断する。Q:ここ数日、あなたの将来に関する憶測がさらに広がっています。何か進展はありますか?フェルスタッペン:ない。Q:その憶測をどう受け止めていますか?フェルスタッペン:特に何も思わない。Q:決断する時期は決めていますか?フェルスタッペン:いや。僕から話すことは何もない。Q:では2026年もレッドブル・レーシングにコミットしているという理解でいいですか?フェルスタッペン:話すことは何もないと言ったはずだ。Q:最後に。マクラーレン育成のドリース・ファン・ランゲンドンクを支援すると発表しました。どのようにサポートし、マクラーレンとはどう役割分担するのでしょうか?フェルスタッペン:彼はカート時代から際立った才能を見せてきた。特別な才能は早い段階で分かるし、その力はF4でも証明している。彼を支え、導けることを楽しみにしている。もちろんマクラーレンとも連携し、将来に向けて最善の判断をしていきたい。彼の目標はF1だし、実現できるよう力になりたい。とても楽しみなプロジェクトだ。Q:アレックス、モナコでポイントを獲得して以降は厳しい戦いが続いています。現在のマシンの最大の課題は何ですか?アレクサンダー・アルボン:ひとつの問題ではなく、すべてが少しずつ足りないという状況だ。直近2戦で共通する決定的な弱点があるわけではない。それ以上に他チームがアップデートを進めている。僕たちもシルバーストンで小規模なアップデートを投入し、狙い通り機能した。ただ、中団勢との差は依然として大きく、改善はできても戦えるところまでは届いていない。Q:シルバーストンで投入したアップデートには、もっと大きな効果を期待していましたか?アルボン:いや、ほぼ想定通りだった。もちろん差を縮めたいから、常にもっと大きな効果を期待している。でも実際には、狙い通り機能したと思う。Q:中長期的に見て、ウィリアムズの進む方向に不安はありますか?アルボン:ない。僕たちはシーズン序盤のスタートが遅れ、アップデート投入もライバルより遅かった。数も少なく、今はその遅れを取り戻している段階だ。チームは再建の途中で、ファクトリーでも多くの改革が進んでいる。もどかしさはあるが、必要なのは忍耐だ。舞台裏では着実に前進している。ただ、アップデートや開発プロセスには時間がかかっている。一方でバクーには新しいアップデートを投入する予定だ。それで中団勢と戦えるかは分からないが、今年はここまで少し後手に回っている印象がある。Q:そのバクーのアップデートは、今後の開発にどれほど重要ですか?アルボン:そこまで大きな意味を持つわけではない。最大の課題はマシン重量を目標まで減らすことだ。チーム内でも重要視していて、今回のアップデートもそこが主な目的になっている。ただ、改善すべき点はほかにもある。ダウンフォースもライバルに及んでいないので向上させる必要がある。同時に来年のマシン開発も早い段階から進めていて、シミュレーター作業も増えている。今年のマシンを諦めるわけではないが、チーム全体として最善の判断をしている。Q:エステバン、まずは過去を振り返ります。ここスパでマノーからF1デビューして10年になります。当時の週末を覚えていますか?エステバン・オコン:10年経ったなんて本当に信じられない。体感では2、3年しか経っていないような気分だ。だから今週末は特別だ。当時はデビュー戦で学ぶことばかりだったし、それまでテレビで見ていたフェルナンド、ジェンソン、ライコネンたちとレースをするのは夢のようだった。10年後もここで走れているのは、とても幸せなことだ。Q:この10年間で得た最大の教訓は何ですか?オコン:多くを学び、当時とはまったく違うドライバーになった。でも、与えられたマシンで可能な限り上位を目指す気持ちは変わらない。今もステアリングを握れば、全力を尽くしたいという思いは同じだ。Q:直近2戦は厳しい結果でした。今週末はどのような目標を立てていますか?オコン:チームとして厳しい2戦だった。今はさらにパフォーマンスを探しているところで、今週末も新しいパーツが投入される。シルバーストンではマシンの力は出し切れたと思うが、それでも十分ではなかった。後方から11位まで挽回したものの、中団勢のペースには届かなかった。そこを改善する必要があることは全員が理解している。今週末か、その後のアップデートになるかは分からないが、前進したい。QUESTIONS FROM THE FLOORQ:マックス、チームは独自パワーユニットへの移行を進めています。来年以降も優勝争いができるマシンを用意できると、どれほど確信していますか? また、エンジニアの流出を懸念していますか?フェルスタッペン:僕たちは将来を見据えながら、今のマシンの問題を解決しようとしている。そのために率直な話し合いを続けている。レース後に失望や怒りを感じることはあっても、シルバーストンの後は気持ちを切り替え、水曜日にはファクトリーへ戻って次戦の準備を始めた。それが長年続けてきたやり方だ。競争力に差がある年はあっても、取り組み方は変わらない。人が加わることも去ることも、この世界では自然なことだ。もちろん残ってほしい人もいるが、それもスポーツの一部だ。僕たちは前へ進み、新しい才能を見つけ続けるだけだ。Q:マックス、来年もレッドブル・レーシングから参戦しますか?...