F1ベルギーGPを主催するスパ・フランコルシャンのオーガナイザーは、2022年シーズンに先駆けて行われているサーキットの改善に関する最新情報を提供した。今年、スパ・フランコルシャンは、スパ24時間EWCレースを主催するためにFIMグレードCを取得する必要があるため、作業は安全性の観点から、特にバイクレースに焦点を当てて行われている。また、長期的にはMotoGPラウンドを主催するという野心もある。
スパ・フランコルシャンはF1のカレンダーの主力だが、昨年のレースは極端な気象条件のためにセーフティカー先導のわずか3周で終了した。最も顕著な安全性の改善は、いくつかの複合コーナーでのグラベルの部分的な戻りと、いくつかのランオフエリアの拡大にある。それらは、ラ・ソース(La Source)、レ・コンブ（Les Combes）、マルメディ（Malmedy）、ブリュッセル（Bruxelles）、ブランシモン（Blanchimont）、バスストップ・シケイン（Bus Stop chicane）で行われており、最近では高速右コーナーのプーオン（Pouhon）で作業が進んでいる。オー・ルージュ(Eau Rouge) では、エントリーのランオフが延長され、ラディオン（Raidillon）の両側に大きなターマックランオフが設置された。ライディロンの頂上には、4月までに完成する予定の大きなスタンドが建設中だ。今年のF1ベルギーGPは8月28日に開催される予定となっている。