ルーベンス・バリチェロは、ブラジルとバーレーンの安全状況を比較しているF1関係者を非難した。水曜日の夜、フォース・インディアのメカニックがトラックからの帰路に事故に巻き込まれたことで、バーレーンでレースを開催することの妥当性についての疑問が再熱している。だが、バーレーンにいることはブラジルと同様に危険であるとの見方が続いていることについて、ルーベンス・バリチェロは怒りを露わにした。
「(バーレーンと)ブラジルを比較するなんて最低だ」とルーベンス・バリチェロは TotalRace にコメント。「完全に異なる。戦争はない」「その種の意見は、ヨーロッパでネットサーフィンしているようなテレビ番組から出ている。全く間違った見解を与えている」F1ドライバーの大部分は、バーレーンの問題について沈黙を守っているが、ルーベンス・バリチェロは、ドライバー全体として状況に対する懸念を表明する動きがないことには驚いていないと述べた。「全員がなにかに同意することは世界のどこでも不可能だ」「チャンピオンや良い結果を残しているドライバーは自分自身で決めることができるが、生き残るチャンスのあるドライバー以外は、チームに従うだろうし、『レースはないのではないか?』と言うのは非常に難しい」「満場一致を得ることは非常に難しい。だが、GPDAの会長を務めていたとき、多くの決定は話しあって進められていた」多くのF1ドライバーは、木曜日にバーレーンの状況についてコメントすることを拒否した。ミハエル・シューマッハは、政治的な状況とスポーツは完全に切り離したいと述べ、ジェンソン・バトンはレースのことについてしかコメントしたくないと述べた。「あなたはドライバーとしての僕にインタビューするためにここにいる」とジェンソン・バトンは説明。「僕が話すつもりなのはモーターレーシングのことだけだ。それが現在重要なことだ。外部の問題について話すつもりはない。そのためにここにいるわけではないからな」セバスチャン・ベッテルは、ブラジルと状況を比較したドライバーのひとりだ。「フォース・インディアの件について聞いたよ」とセバスチャン・ベッテルはコメント。「全体的にパドックにいることには問題はないと思う。パドックの外側は危険かもしれないけど、どこに行っても危険はつきものだ」「僕たちがブラジルに行くとき、あなたは行きたくない場所だと思うし、あるいはエリアによると思う。大きな問題はないし、明日テストを開始してしまえば満足だ。タイヤやマシンといった本当に重要なものについて心配するからね」