2023年 F1バーレーンGPの決勝で各ドライバーが使用可能な持ちタイヤ数を公式タイヤサプライヤーのピレリが発表した。ピレリは、第1戦の舞台となるバーレーン・インターナショナル・サーキットにC1(ハード)、C2(ミディアム)、C3(ソフト)と硬いコンパンドをノミネートしている。決勝がドライな場合、2種類のコンパンドを使うことが義務付けられる。
F1バーレーンGPは、例年通り2ストップレースとなるはずだ。ソフトでスタートし、ハードへ移行するのが最速の戦略だ。そして、各ドライバーが用意するタイヤによって、ソフトとハードのどちらかを選択し、フラッグまで走る。ソフトで走ったほうが、理論上は速く走れる。ミディアムを使いたい場合は、ソフト-ミディアム-ソフト、ソフト-ハード-ミディアムというプランも考えられるが、こちらはスピードが落ちるという。サヒールのアスファルトは摩耗が激しく、デグラデーションが高いため、ワンストッパーは非常に難しい。マリオ・イゾラ(モータースポーツ責任者)「予想通り、FP3ではほとんどのチームがソフトタイヤを使用して予選に備えたが、レッドブルは唯一ハードタイヤを使用し、各ドライバーが2セット利用可能としたため、レースでの使用可能性を損なうことはない。この新しいハードは、明日のレースで重要な鍵となることは間違いない。予選は、コンパウンド間のパフォーマンス差を考慮して、すべてソフトで行われ、フェルスタッペンが昨年のポールタイム(シャルル・ルクレール)を上回った。同じようなコンディションで、今年のポールがコンマ8秒ほど速かったという事実は、2023年のカー・タイヤ・パッケージの性能が向上していることを裏付けている」