FOTAは、バーレーンGPの日程変更は物流面で非現実的だとする書簡をFIAに送付した。先週の金曜日に開催された世界モータースポーツ評議会で、F1バーレーンGPが10月30日に開催され、F1インドGPが新たに12月に移動することが発表された。だが、FOTAのマーティン・ウィットマーシュ会長、エリック・ブーリエ副会長は今週の火曜日、新しいスケジュールは「非現実的」だとする書簡をFIAのジャン・トッド会長、バーニー・エクレストン、そしてバーレーン・サーキットの担当者宛てに送付。チーム側は日程変更に反対であることを強調した。
「安全状況が完全に復旧しているのあれば、我々は常に熱狂的で温かく迎えてくれたバーレーンでレースをするという意見を支持するが、我々が検討するべきだと提案したように、このようなレースを再導入することには物流面に関する基本的な問題があると感じてる」FOTAは、カレンダーの入れ替えは初開催となるF1インドGPの成功に悪影響があると主張している。「我々はインドGPの日程として10月30日で計画していたので、このような日程変更は、我々の輸送計画の妨げになるだろう」「同様に、インドGPのために旅行や宿泊施設を準備していた、スポンサー、国際メディア、そしてファンにも影響を与えるだろう。そして今変更することは、受け入れがたい混乱とコストを生み出すことになるだろう」「最も重要なことは、2011年のカレンダーにインドでのレースを加えることが、スポーツにとって素晴らしい発展だったことだ。我々はこのような変更によってその成功を妨げないことが重要だ」「また我々は、今年バーレーンでレースを開催することに関して、保険範囲が必ずしも保証されるわけではないと警告してきた。それは、我々にとってさらなる懸念の原因となっている」「我々は、2011年F1シーズンが12月に拡大されることが、大多数のチームのスタッフにとって耐えられないことであることも証明できており、その月にすでに予定されている他の内部活動と衝突していることも強調したい」また、チーム側は、国際競技コードで彼らの合意なしではこの段階でのカレンダーの変更は認められていないことも強調した。現在、FIAはバーニー・エクレストンにカレンダーの代替案を提出するよう要求している。