バーレーンのハマド国王は、反政府デモの激化を受けて3月15日に発令した非常事態宣言を6月1日に解除するよう命じた。BNA通信 は「非常事態宣言は、6月1日にバーレーン王国全域で解除される」とのハマド国王の発言を報道。非常事態宣言の期限は3カ月に設定されていたが、約半月前倒しでの解除となる。
バーレーンでは3月に2011年のF1開幕戦が開催される予定だったが、反政府デモにより中止。今シーズン中に実施するかどうかの判断は、FIA世界モータースポーツ評議会が開かれる6月3日が最終期限となっている。そのため非常事態宣言の前倒しでの解除はF1バーレーンGP開催に向けての道が開けた形だ。AP通信 はバーレーンの決定が「F1レースのような国際的なイベントを開催できる」ことを示していると報道。日曜日にはFIA会長のジャン・トッドもバーレーンの状況が「良くなっている」と認めており、F新しい最終期限前にレビューを行うように命じたと述べた。「困難な状況にある場合はサポートが必要だと思う。それが我々の責任だ。我々はサポートしなければならないし、6月3日に最終的な答えを出すことは誰の不利にもならない」
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