2011年のF1開幕まで1カ月を切ったが、開催国バーレーンは混乱のさなかにある。エジプト市民の大規模デモによりムバラク独裁政権が崩壊したことで、中東各地の反政府デモが本格化。バーレーンでもデモ隊数百人と催涙ガスや警棒をもった警官隊が衝突。すでに3人が死亡したと報じられている。
「今回のF1は平和にはいかないだろう」とバーレーン人権センターのナビール・ラジャブ副議長は Arabian Business に述べた。「多くのジャーナリストがおり、多くの人が見ている。(政府は)昨日、今日の彼らの行動に愚かな方法で反応するだろう。血なまぐさい状況になるだろうが、より公表されることになるだろう」ナビール・ラジャブは、現在の抗議活動が短期間で鎮静化するとは考えていない。「特に人が亡くなった今、鎮まることはないだろう。簡単に治まるとは思わない」バーレーンでは今週末GP2アジアの第2ラウンドが予定されており、3月3日からF1合同テストがスタートする。開幕戦F1バーレーンGPの決勝レースは3月13日の予定となっている。
全文を読む