ほぼ全てのF1ドライバーが、先週末のF1アゼルバイジャン国歌斉唱の際に笑いをこらえなければならなかった。バクーでのレース後から拡散された一連の映像が話題となっている。F1ファンとグリッド上の面々は、アゼルバイジャンの歌手アリム・カシモフと娘のファルガナ・カシモヴァによって情熱的かつ力強く歌い上げられた国歌を堪能した。
全20人のドライバーが荘厳な国歌を聴くために整列し、グリッドキッズも同席した。その中で、ランド・ノリスに付き添ったグリッドキッドの映像がSNSで拡散されている。この少年はプロの歌い手にも負けないほどの熱唱を披露し、顔を真っ赤にしながらも情熱と全身全霊のコミットメントで歌い続けた。その姿は称賛に値するものだった。しかし、この小さな歌い手は隣にいたノリスとジョージ・ラッセルを爆笑させ、2人のイギリス人は笑いを必死にこらえながら肩を震わせていた。両者は笑顔を隠そうと頭を下げ、地面を見つめ続けたが、その間もグリッドキッドの熱唱はさらに勢いを増していった。アゼルバイジャングランプリの真のスターはグリッドキッドこの少年はルイス・ハミルトンの顔にも笑みを浮かばせ、ハミルトンは国歌の最中に携帯電話を取り出し、愛国心あふれる少年の姿を撮影した。ハミルトンは横にいたシャルル・ルクレールに皮肉げな笑みを向け、ルクレールも笑いをこらえるのに苦労していた。フェラーリの2人は、ハミルトンが撮影を始めると地面を見ながらその画面を一緒に覗き込んだ。SNS上のあるファンは未公開映像を見たがり、ハミルトンが撮影する様子の映像を共有し「ルイス、その映像をぜひ見せて」と投稿した。カメラはその後、キミ・アントネッリとカルロス・サインツに切り替わり、彼らもまた笑みを浮かべ、耳まで笑顔を広げてアゼルバイジャングランプリの劇的な幕開けを楽しんでいた。