F1アゼルバイジャンGPの決勝でトップ10入りしたドライバーのコメント。2024年のF1世界選手権 第17戦 アゼルバイジャングランプリの決勝レースが9月5日(日)に行われた。オスカー・ピアストリ(マクラーレン)がシャルル・ルクレール(フェラーリ)との激戦を制して自身2勝目を挙げたアゼルバイジャングランプリ。ラスト2周ではトップ3を争っていたセルジオ・ペレスとカルロス・サインツJr.の劇的なクラッシュにより、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がサプライズの表彰台を獲得した。
1位:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)「P1だ!2度目のグランプリで勝ててとても嬉しい。これは僕のキャリアで最高の勝利だ。今日の僕たちの仕事に誇りを持っている。レースのスタートで前に出ようとしたが、DRSゾーンから出たところでペースが上がらなかった。ピットストップの後、僕たちはかなり接近していたし、少しグリップが良くなったように感じた。スタート時に追い越せなければ、その後も追い越すことはできないと思ったので、思い切って攻めた。そして、なんとか抜き去り、その後は必死にしがみついて次の35周を走り切った。大変だったが、間違いなく僕のレースの中でも良いレースのひとつになったと思う。これで世界選手権の首位に立った。これはチーム全体の努力の賜物であり、マクラーレンの全員が、僕がここにきて18か月で起こした転換に値する。マシンも改善されたが、僕自身も改善できたと思う。12か月前には、このような結果を残せるような状態ではなかった。今後の展開が楽しみだ」2位:シャルル・ルクレール(フェラーリ)「今日は2つの要因で勝利を逃した。1つ目は、ピットからのアウトラップでのタイヤマネジメントだ。僕たちのクルマはタイヤを温めるのに時間がかかると予想していたが、マクラーレンはすぐにタイヤを温め、そこで大幅なタイムを稼いだ。2つ目は、彼がオーバーテイクした際に、もっと激しく戦うべきだったということだ。長いレースになることは分かっていたし、僕の目標はタイヤを労わりながらDRSゾーン内で走り、後で彼を追い抜くことだった。しかし、今日は彼らがダウンフォースの低いパッケージで走っていたため、ストレートのスピードが速すぎて追い抜きを試みるのは無理だった。全体的には、僕たちのチームにとって最高の一日ではなかったが、これからシンガポールに向かい、より強くなって戻ってくるよ」3位:ジョージ・ラッセル(メルセデス)「今日は本当に奇妙なレースだった。最初のスティントではミディアムタイヤが非常に厳しかった。トップのペースから1秒以上遅れており、リアタイヤの表面温度をコントロールするのが難しかった。2回目のスティントでハードタイヤに履き替えると、マシンの感触は素晴らしかった。最後の20周では、トップグループよりも1秒速いラップタイムで走ることができた。なぜそうなったのか、正確な理由はわからないが、少しフラストレーションが溜まる。僕たちは幸運にも表彰台に立つことができたし、カルロス(サインツ)とチェコ(ペレス)がともに無事だったことを嬉しく思う。フェルスタッペンを追い抜いてからは比較的順調に5位まで上がることができた。全体的には難しい週末だったが、チームの努力が報われたと思う」4位:ランド・ノリス(マクラーレン)「チームにとって素晴らしい結果だ。二人とも素晴らしいレースだった。まず、オスカーのまたも勝利を祝福したい。彼は勝利に値する。僕自身も素晴らしいレースができたと思う。ファステストラップを記録し、僕たちの位置からすれば多くのポイントを獲得できたので、とても満足している。今日は最も多くのポイントを獲得したチームだから、とても満足すべきだと思う。今日はこれが精一杯だったし、コンストラクターズ選手権でもトップに立った。みんなよくやった」5位:マックス・フェルスタッペン(レッドブル)「今日のレースはクラッシュがあり最悪のケースとなってしまったが、一番大事なのはペレスが無事だったことだ。レースではランド(ノリス)とアレックス(アルボン)の後につかえてしまい、バランスに問題が発生し、マシンがはねる現象が起こり地面との接触が減ってしまいた。予選前の変更による問題がまだ残っており、今日はその代償を払うことになってしまった。普段は予選前に変更を行うことで改善につながるが、うまくいかない場合のリスクも負う必要がる。改善方法はあったが、気づくのが遅すぎた。最初の変更はポジティブでよい方向に進めることができていたが、予選前の変更がすべてを一転させてしまった。タイトル争いはまだ終わっていないので、チームとともに引き続き最善を尽くす。チームとして勝つか負けるかのシンプルな戦いを、僕たちは決してあきらめない」6位:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「今日の結果には満足している。最後の数周でいくつかのアクションを活かし、6位を獲得することができた。僕にとっては、誰とも競い合うことなく、少し寂しいレースだった。僕たちはワンストップ戦略で周囲の流れについていくことができたし、後ろから追ってくる者たちに対してはポジションをキープすることができた。それでも、リラックスする暇のない厳しいレースだった。戦略やピットストップもすべてうまくいき、バクーでの週末をポイント獲得という結果で終えられてうれしい」7位:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「レースで9位と10位に入るのがどれほど難しいかはわかっている。だから7位と8位は贅沢な結果であり、それを手に入れられたのは素晴らしい! 選手権ではアルピーヌの前に出ることができた。これは年末までに達成すべき目標だった。アップグレードで良い進歩を遂げたことが証明された。ペース面ではアストンマーティンと似たような週末となり、2戦連続でポイントを獲得することができた。トップチームと比較しても、僕たちの予想をはるかに上回る速さで、その戦いに加わることができてうれしい。来週も同じ状況であることを期待しよう。今週末に関しては、非常に好調だった」8位:フランコ・コラピント(ウィリアムズ)「F1で初めてポイントを獲得できて、素晴らしい気分だ。このチームで一緒に達成できたことを誇りに思う。2戦目にして、これまでの努力の成果をポイントという形で示すことができて嬉しい。今日はペースが良く、アストンマーティンに肉薄することができた。アレックス(アルボン)と並んで7位と8位でフィニッシュできたことで、コンストラクターズ選手権で8位につけることができた。これはチームにとって良い前進であり、モチベーションの向上につながる...
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