F1アゼルバイジャンGP フリー走行1回目のハイライト動画。2021年のF1世界選手権 第6戦 F1アゼルバイジャンGPのFP1セッションが6月4日(金)にバクー・シティ・サーキットで行われた。初日を迎えたバクーの天候は晴れ、気温27.1度、路面温度47度のドライコンディションで60分間のFP1セッションはスタート。ピレリは、昨年よりも1ステップ柔らかいハード(C3)、ミディアム(C4)、ソフト(C5)を選択。前戦F1モナコGPと同じチョイスだ。
多くのドライバーはミディアムで走行を開始。メルセデス勢はソフトタイヤで走行を開始し、30分の折り返し地点でルイス・ハミルトンが1分43秒227でタイムシートのトップに立つ。2番手にはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがミディアムで0.2秒差で続くと言う展開。角田裕毅(アルファタウリ)はターン4を曲がり切れずにエスケープゾーンに逃れるというシーンも。狭いエスケープでマシンを切り返すことに手こずっているシーンが長く映し出されたが、トラブルはなく走行を続けている。前戦F1モナコGPのFP2で走行時間を失ってお叱りを受けていただけに心配になるシーンだった。ちなみに終盤にはピエール・ガスリーも同じターン4でエスケープに逃れている。また、ランド・ノリス(マクラーレン)やルイス・ハミルトン(メルセデス)がスピンを喫するシーンも見られた。後半は多くのドライバーがソフトタイヤで走行。フリー走行1回目のトップタイムを記録したのはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペン。ソフトタイヤで1分43秒184をマークした。チームメイトのセルジオ・ペレスは0.446秒差の4番手。2番手にはシャルル・ルクレール、3番手にはカルロス・サインツと前戦で好調だったフェラーリ勢が続いた。5番手にはマクラーレンのダニエル・リカルド。チームメイトのランド・ノリスは8番手。6番手はアルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリー。チームメイトの角田裕毅は1.627秒差の14番手。7番手はメルセデスのルイス・ハミルトン。チームメイトのバルテリ・ボッタスは10番手。FP1での各マシンのイニシャルのセットアップによるタイムシートを見れば、勢力図は前戦F1モナコGPを終えたものを引き継いでいるように見える。