F1アゼルバイジャンGPのプロモーターは2月5日(火)、F1と2023年までの新たな開催契約を締結したこと発表。今後5年間はアゼルバイジャンGPがF1カレンダーに残ることになった。 F1アゼルバイジャンGPの現行契約は2020年のレース待つに終了することになっていたが、新たな契約を結んだことでバクー市街地サーキットでのレースは少なくとも2023年までF1カレンダーにとどまることになった。
アゼルバイジャンは、元F1の最高権威者であるバーニー・エクレストンと10年契約を結んで2016年にグランプリを初開催。しかし、契約には一旦2020年で解除条項が設けられており、主催者側はF1の新オーナーであるリバティ・メディアと交渉を行っていた。F1アゼルバイジャンGPの主催者は2月5日(火)にイベントを開催し、新たに3年契約を結んだことを発表した。先週、バクーを含む16のプロモーターからなるF1プロモーター協会が声明を発表してF1の運営方法への懸念を表明していたが、アゼルバイジャンの青年スポーツ担当大臣を務めるアザド・ラヒモフは新契約を結ぶことは“まったく問題ない”と述べた。F1のCEOであるチェイス・キャリーは「アゼルバイジャンGPが今後長きにわたってF1世界選手権のカレンダーにとどまるこの契約更新を我々はとても嬉しく思っている。わずかな間にこのレースはシーズンで最も人気のあるレースの一つとなり、常に接戦が繰り広げられ、見応えのあるバトルを提供してきた」とコメントした。「アゼルバイジャン共和国はF1にいる全員を本当に温かく迎えてくれており、バクーの美しい街は世界最高のレースに信じられないくらい素晴らしい風景を添えてくれている。我々のスポーツのファンは2019年アゼルバイジャンGPの日付である4月28日をスケジュールに書き留めておかなくてはならない」アザド・ラヒモフ大臣は、F1レーの開催は“ファンのためのアクティビティの増加によって商業的な収入を最大化”すると同時に“地域や地元企業と連携するためにまったく新しいスポンサーシップのアプローチ”をもたらすものだと述べた。「今日は我々全員にとって本当に誇らしい日だ。ここ数年はバクー市民にとって夢の実現であり、我々のレース週末は単なるアイデアからF1の歴史のなかで最もドラマティックでエキサイティングなものへと成長した。我々はすでにこのスポーツにおいて最も象徴的な瞬間の開催地となってきた」とコメント。「また、私はケアリー氏とF1のすべての人々に、我々のレースのこ良き友となってくれたことに対して特別な感謝を示したい。今回の新契約は我々のレースがファンに向けたアクティビティの増加によって商業的収入を最大化することを可能するものであり、F1のグローバルなプラットフォームと我々の地元や地域ビジネスにまったく新しいスポンサーシップのアプローチをもたらす」「このようなエキサイティングな機会を踏まえれば、契約延長に問題はまったくなかったし、我々は少なくともあと5年はこの素晴らしいスポーツにとどまることを喜ばしく思っている」