岩佐歩夢は、2023年F1アブダビポストシーズンテストにスクーデリア・アルファタウリから参加してF1マシン初走行。「今日学んだことは今後のレースに大いに役立つ」と語った。FIA フォーミュラ2選手権をランキング4位で終えた岩佐歩夢は、25名が参加したテストでF1マシンで初走行。アルファタウリAT04で96周を走り込んだ。
残念ながら、残り37分に最終コーナーで煙を上げてストップし、岩佐歩夢の一日は早めに終了したたが、15番手タイムをマークした。「今日を可能にしてくれたレッドブル、スクーデリア・アルファタウリ、ホンダの皆さんに感謝します。本当にファンタスティックで素晴らしかったです!」「午前中のプログラムは、すぐに限界までプッシュするのではなく、徐々にペースを上げていくように設計されていました。午後になって、新しいタイヤを履き始めたら、さらにプッシュできるようになりました」「残念ながら、この日の最後のプッシュラップの前にマシンにトラブルが発生し、早めの終了となりました。まだ原因は正確にはわかっていないので、引き続き調査していきます」「この1日を楽しみ、膨大な量の経験を積み、マシン、トラック、そしてチームについて多くのことを学びました。今日学んだことは将来のレースに大いに役立つと確信しています」スクーデリア・アルファタウリのチーフレースエンジニアを務めるジョナサン・エドルスは「歩夢をチームに迎え入れ、2023年の最終日にAT04をドライブする機会を与えられたことをうれしく思う」とコメント。「彼はまず、クルマの特性を把握し、風洞データと比較するためのエアロマッピング作業から始めた。これは、レースウィークエンドの金曜プラクティスでは時間がかかるため、なかなかできない作業だ」「ベースラインのマシンで何度か走ったあと、彼がすぐに慣れてきたことは明らかだった。その結果、レースドライバーたちと検討してきた最近のセットアップの方向性について、いくつかの確信を得ることができた。そして、来年に向けたテスト項目のデータベースを構築することができた」「歩夢はチームのために非常に堅実な仕事をしてくれた。彼のフィードバックは明確かつ簡潔で、テスト項目に沿ったものだった。彼はソフトコンパウンドを2回走らせ、1回目はいいパフォーマンスを引き出すことができたが、2回目のスティントはまだ調査中のマシンの問題のために完走できなかった」「問題はあったにせよ、全体的には生産的な1日だった。予定していたテスト項目はすべて完了したし、歩夢も全体的に進歩しているのがわかった。非常に長いシーズンを終えたチームは、これからヨーロッパに戻って十分な休養をとり、2024年に再び強くなるためにリセットする」