アイルトン・セナが実際に使用したヘルメットがオークションに出品されることになった。1994年 F1サンマリノGPのレース中の事故で不慮の死を遂げたF1界のスーパースター、アイルトン・セナ。没後25年が経ち、セナに関連したアイテムがオークションに登場することは滅多にないが、実使用ヘルメットが出品されることはさらに珍しい。
しかし、来月パリでRMサザビーズが開催するオークションで、アイルトン・セナがマクラーレン・ホンダで2度目のF1ワールドチャンピオンを獲得した1990年に着用していたレオス製のヘルメットが出品されることになった。RMサザビーズは「ヘルメットは内側と外側の両方に着用していたことを示す証拠がある。ヘルメットは、セナのカート時代のマネージャーであるアンジョロ・パリッラからの証明書が付属している」と声明で述べた。アイルトン・セナのキャリアのなかでも傑出したアイテムであるこのヘルメットは最低落札価格は設定されておらず、推定で8万~12万ユーロ(約1000万~1500万円)の値がつくとされている。