2024年のF1世界選手権 第11戦 オーストリアGPのスプリント予選で11番手以下だったドライバーのコメント。角田裕毅は14番手、ダニエル・リカルドは16番手とRBの2台はSQ3に進出することができなかった。角田裕毅はSQ1でスピンを喫してフロアを破損させたことが響いた。レッドブルリンクの初日はトラックエボリューションが大きく、後半にアタックするほどタイムが更新されるコンディションだった。
11番手:ケビン・マグヌッセン(ハース)「予選はスムーズでクリーンで、トラフィックもなかった!最初にコースに出たときはトラフィックもなく、路面コンディションも最高だった。今年初めて、かなり遅い時間になってしまったけど、完全にクリーンで完璧な予選ができたと感じているので、この調子を維持していかなければならない。マシンのフィーリングは完璧ではない。ミディアムタイヤでは1周でかなり競争力があるように感じたけど、ロングランではよくわからない。明日のスプリントでどうなるか、どのタイヤでレースするか見てみようと思う」12番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「まだやるべきことはあるが、今日はマシンのペースが少し良かった。ラップを最大限に生かすために全力でプッシュしたけど、最終コーナーでわずかに失速してしまった。それがなければ、SQ3に滑り込めたと思う。今夜は宿題をこなして、明日のスプリントでどうなるか見てみよう」13番手:フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)「予想通り、非常にタイトな戦いだった。スプリント予選での自分のラップタイムには満足しているし、SQ1とSQ2の両方で最大限のラップタイムを引き出せたと感じている。残念ながら、今日はSQ3に進出するには不十分だった。明日、ポイントを獲得するのは非常に難しいと思うけど、スプリントレースからできるだけ多くの情報を収集するつもりだ」14番手:角田裕毅(RB)「今日の結果には満足していません。SQ1の最終セクターで起こったスピンが、SQ2へ影響してしまったことは間違いありません。プッシュしすぎてしまったことにより第7コーナーで限界を超えてしまい、第10コーナーでスピンする前にはフロアにダメージを負っていたと思います。ドライビングを変えなくてはならない中でのSQ2は、理想的な状況ではありませんでしたが、自分の責任なので受け止めています。気持ちを切り替えて前に進みます」15番手:ローガン・サージェント(ウィリアムズ)「SQ1はビルドアップができたけど、SQ2ではター1とターン3をうまく攻略できず、ラップの後半で挽回しようとした。何とかやり遂げたが、ターン6でグラベルに接触してしまい、残念ながら敗退となってしまった。それでもセッションには満足しているし、明日に向けて良いスタートが切れたと思う。セッションごとにコンディションが変化している。セットアップに積極的に取り組み、その違いに対応している。FP1からスプリント予選にかけて、良い仕事ができ、状況を好転させることができたと感じている。今後も同じことを続けていくつもりだ。バルセロナから良い前進ができた」16番手:ダニエル・リカルド(RB)「このサーキットは1周が短いので、いつもトリッキーな展開になる。フリー走行1からかなり変更を加え、まだマシンのパッケージについて学ぼうとしている途中だったけど、わずかな差でSQ2へのチャンスを逃してしまいとても悔しい。SQ1の2周目は間違いなく1周目よりよかったと思うけど、まだいくつか微調整が必要だと思う。改善できたと思うけど、さらにバランスを取る必要があるかもしれない。スプリントでよりマシンへの理解を深めることができるよう、前向きに進めたいと思う」17番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)「非常に僅差で、非常にタイトな展開だった。1000分の1秒でも自分に有利になるよう努力する必要がある。今日はあまり良いセッションではなかった。良い感触を得られず、リズムとマシンとのハーモニーを見つけるのに苦労した。1周目を終えた時点でプレッシャーを感じていたけど、残念ながら今日は十分なペースが出せなかった。後方からスタートし、汚れた空気の中でトラフィックに巻き込まれると、ドライコンディションであれば、前進するのは難しいだろう。昨年のようなさまざまなコンディションが必要だ」18番手:バルテリ・ボッタス(ザウバー)「ここまでのところ、クルマの感触はかなり良かったので、ラップタイムはもっと良くなると予想していた。クリーンなラップが2回あり、2回目はトラックリミットのため削除されたけど、わずか0.2秒速いだけだったので、あまり違いはなかっただろう。残念ながら、1周のペースに関してはまだかなり物足りない。明日のスプリントは、特にピットストップのない短いレースでは、グリッドの最後尾からのスタートは厳しい仕事になるだろうけど、その後セットアップ変更のチャンスはまだある。これらの学習を最大限に活用することに全力を注ぎ、明日の本予選と日曜日のパフォーマンスを向上させることを目指す」19番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「ターン3と4ではうまくまとめられず、バランスに苦しみ、うまく切り抜けられなかった。ドライビングスタイルやツールをいろいろ試してみたけど、うまくいかなかった。スプリント予選では1回しか試せなかったけど、うまくいかなかった。FP1からスプリント予選にかけてもう少し大胆な変更を加えなかったことを後悔しているけど、明日はいくつか変更を加えて、もっと成果を出せるように努力するつもりだ」20番手:周冠宇(ザウバー)「午前中のフリー走行では情報やデータを収集したけど、今日のスプリント予選は僕にとってかなりトリッキーだった。2周しか走れなかった。最初のラップではグラベルに突っ込んでしまい、2周目ではトラフィックに巻き込まれた。最初のアタックでタイヤがなくなってしまったため、良いタイムを出すのは困難だった。でも、明日を見据えると、今日よりもペースが上がって強くなるはずだ。今は予選に集中している」