2025年F1 オーストラリアGP 予選の結果。3月15日(土)にアルバート・パーク・サーキットで2025年のF1世界選手権 第1戦 オーストラリアグランプリの決勝レースが行われ、ランド・ノリス(マクラーレン)が優勝を果たした。日曜日のメルボルンは雨。気温15度、路面温度19度のウェットコンディションで全車インターミディエイトタイヤを装着してフォーメーションラップはスタート。しかし、ターン1でアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)がクラッシュ。スタートは15分後にやり直しとなった。
だが、リスタート後にジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)がクラッシュ。セーフティカーが導入されたが、続いてカルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)もクラッシュ。それでも雨がさらに強くなった場合の終了時刻を懸念してか、赤旗中断にはならず、セーフティカー先導で2台が撤去されるまで走行は続けられ、レースは8周目に再開された。路面が乾いていくなか、34周目にフェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)がクラッシュ。セーフティカーが導入され、このタイミングでドライタイヤに交換するために続々とマシンがピットイン。フェルスタッペンや角田裕毅など6台がミディアム、マクラーレンなどのハードで選択は分かれた。ハースの2台はインターのままで走行を続けていたが、セーフティカーが引っ込む直前にミディアムに交換した。その後、雨が降り始め、ピットインの準備をしていたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)がスピン。ランド・ノリス(マクラーレン)を含めた大部分がピットイン。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はステイアウト後にインターに交換。フェラーリ勢は角田裕毅(レーシングブルズ)はミディアムのままでコース上に残った。その間にガブリエル・ボルトレト(ザウバー)とリアム・ローソン(レッドブル)がクラッシュしてセーフティカーが導入され、フェラーリや角田裕毅を含めたステイアウト組もインターに交換。角田はポイント圏外にとなり、結果的に大きく損をすることになった。優勝はポールポジションからスタートしたランド・ノリス。終盤、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の猛追を受けたが、0.895秒差でかわして通算5勝目をあげた。ポイントは付与されないが、ファステストラップも記録し、ドライバー・オブ・ザ・デイにも選出された。2位はマックス・フェルスタッペン、3位にはジョージ・ラッセル(メルセデス)が続いた。4位にはアレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)、5位のキミ・アントネッリ(メルセデス)が4位でチェッカーを受けたが、アンセーフリリースによる5秒ペナルティで降格した。フェラーリのデビュー戦となったルイス・ハミルトンは、終盤にほぼ最後尾から追い上げたオスカー・ピアストリに抜かれて10位でレースを終えた。角田裕毅(レーシングブルズ)は、一時は5番手を走行していたが、終盤の雨にスリックでステイアウトするという戦略が裏目に出て、12位でチェッカーを受けた。追記:レース後、アンドレア・キミ・アントネッリに科された5秒ペナルティが覆され、4位に復帰。アレクサンダー・アルボンが5位となった。2025年F1 オーストラリアGP 決勝 結果1.ランド・ノリス(マクラーレン)2.マックス・フェルスタッペン(レッドブル)3.ジョージ・ラッセル(メルセデス)4.アンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)5.アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)6.ランス・ストロール(アストンマーティン)7.ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)8.シャルル・ルクレール(フェラーリ)9.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)10.ルイス・ハミルトン(フェラーリ)11.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)12.角田裕毅(レーシングブルズ)13.エステバン・オコン(ハース)14.オリバー・ベアマン(ハース)DNF.リアム・ローソン(レッドブル)DNF.ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)DNF.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)DNF.カルロス・サインツJr.(ウィリアムズ)DNF.ジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)DNS.アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)
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