FIA(国際自動車連盟)は、開幕2戦でドライバーが誤って整列したことに対してペナルティが発生した件を受けて、F1オーストラリアGPのグリッドボックスの大きさを変更した。F1バーレーンGPでは、エステバン・オコンがグリッドボックスの位置がずれていたとして5秒のペナルティを受けた。続くF1サウジアラビアGPでは、フェルナンド・アロンソが同じ違反で同じペナルティを課された。
これを受けて、FIAの広報担当者はRacingNews365.comに、メルボルンではグリッドボックスの幅が20cm広くなることを明らかにした。さらに、車のノーズをどこに停めるか、ドライバーを誘導するためのセンターラインも設置される。バーレーンGPでポジションアウトによるペナルティを受けたオコンは、その理由を明らかにするためにFIAと話をしたことを明かした。また、アルピーヌのドライバーは、新世代のF1マシンが引き起こす視界の問題についても言及した。「僕は基本的に右にオーバーしすぎていた。そこは混乱する可能性がある場所だった。右に寄りすぎてラインを越えてしまった」とオコンは語った。「残念ながら、このクルマではあまりよく見えないんだ。イエローラインを参考にすることはできるけど、それを修正するのは僕次第だ」