ジョナサン・ウィートリーのアウディ離脱をめぐり、元F1最高責任者のバーニー・エクレストンがチーム側の説明に疑問を呈した。アウディは今週、ウィートリーが「個人的な理由」により即時退任すると発表していた。その一方で、ジョナサン・ウィートリーがアストンマーティンに向かうのではないかとの報道も強まっている。苦しいシーズン序盤を過ごすアストンマーティンでは、ローレンス・ストロールの動向も含めて、チーム体制の行方に注目が集まっている。
アストンマーティン苦戦のなかで浮上した新たな噂シルバーストンを拠点とするアストンマーティンは、F1の新時代で壊滅的なスタートを強いられている。エイドリアン・ニューウェイをマネージング・テクニカル・パートナー兼チーム代表として迎え入れ、さらにワークスのホンダエンジン契約も確保したことで、ローレンス・ストロールはタイトル争いに加わる構想を描いていた。しかし現実は厳しいものとなっている。AMR26は扱いが難しく、パワー不足は深刻で、振動も執拗かつ激しいと伝えられている。フェルナンド・アロンソとランス・ストロールは、ともにグランプリ距離を完走できていない。さらに、恒久的な神経障害の危険と向き合わなければならない状況にもあるとされる。そうしたなかで、ストロールがニューウェイに代わるチーム代表としてウィートリーを招くことを望んでいるとの報道が出始め、ウィートリーの名前が有力候補として浮上した。エクレストン「それは実際にはあり得ない」ウィートリーは、ザウバーからアウディへの移行期の途中でヒンウィルのチームに加わり、その指揮官として称賛に値する仕事をしてきた。だがチームは今週、ウィートリーが「個人的な理由」によって即時に離脱したと発表した。この突然の退任理由について、エクレストンはアウディの説明を退けた。「それは実際にはあり得ない」とエクレストンは語った。「スイスでの生活が気に入らず、イギリスに戻りたいのであれば話は分かる」この発言は、アウディが示した“個人的な理由”という説明に対して、エクレストンが納得していないことを示している。ウィートリー起用でニューウェイ専念の可能性もこうした見方は、今後のアストンマーティンの体制を占う材料になるかもしれない。アストンマーティンがウィートリーを迎え入れ、その一方でニューウェイをF1プロジェクトの技術面へより集中させる形を取る可能性も取り沙汰されている。ウィートリーのアウディ離脱は、表向きには「個人的な理由」と説明されているが、その背景をめぐる憶測はさらに強まりそうだ。
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