ロバート・シュワルツマンは、自分が2025年のF1レースグリッドに名を連ねる真の候補者であるかどうか確信が持てていない。バルテリ・ボッタスがアウディ傘下のザウバーのシートを維持する最有力候補であると考えられているが、彼は単年契約ではなく「1プラス1」の契約を求めている。
19歳のルーキー、ガブリエル・ボルテレト(現役フォーミュラ3チャンピオン)も候補に挙がっていると報じられているが、先週ザントフォールトでの金曜プラクティスで2024年のザウバーを運転したフェラーリのテストドライバーのシュワルツマンも候補の一人かもしれない。イスラエル生まれのロシア人ドライバーのチャンスは、元フェラーリのチーム代表であるマッティア・ビノットが先ごろザウバーの新チーフに就任したことで、後押しされたかもしれない。「僕はマッティアにとても敬意を抱いている」と先週末のオースティンでの世界耐久選手権レースで、24歳のシュワルツマンはフランスの『Auto Hebdo』誌に語った。「彼とは4、5年間一緒に働いていた。彼とローラン・メキースは僕をサポートし、プッシュし、本当に良くしてくれました」これまで、シュワルツマンは2025年のF1レースシートと真剣に結びつけられてこなかったが、ザウバーのオーナーであるアウディは、来季ニコ・ヒュルケンベルグのチームメイトとなるトップドライバーの獲得に苦戦している。その結果、アウディは、最終的にシートに選ばれた人物に、控えめな給与で1年契約のみを提示することを決定したという噂がある。今後、金曜フリー走行への参加や、アウディ傘下のザウバーとのより深い関わりが実現する可能性について尋ねられたシュワルツマンは、「わからない。その件については話し合ってもいない」「マティアはまだ仕事を始めたばかりだ。僕も、誰が何を担当しているのか、そういった体制については知らない。ただ、彼らから(ザントフォールトでの)フリープラクティスへの招待を受け、とても感謝している」「多くの新しい人たちと知り合って、とてもいい人たちだった。仕事も運転も、そこにいることも本当に楽しかった。だから、もし今後マティアや他の誰かが責任者になって、僕と一緒に何かをしたいと思ったら、僕はとても嬉しい」