アストンマーティンF1のマイク・クラックは、苦戦が続いた2026年シーズン序盤を経て、パワーユニット供給元のホンダと「厳しい話し合い」を重ねたことを明かした。その過程を通じて両者の関係は大きく改善し、技術協力もより強固になったという。シーズン開幕当初、アストンマーティンは深刻なパフォーマンス不足とホンダ製パワーユニットの振動問題に苦しみ、グリッド後方に沈んだ。しかし、ハンガリーGPで大規模アップグレードを投入したことで改善の兆しが見え始めており、夏休み明けにはホンダの新型パワーユニット投入も予定され...
ホンダとの厳しい議論が関係を強化2026年のアストンマーティンは、期待とは裏腹に苦しいスタートを切った。マシン全体の競争力不足に加え、ホンダ製パワーユニットの振動問題が車両性能を大きく損ない、シーズン序盤は下位争いを余儀なくされた。チームは後に、ホンダがF1復帰準備を進める中で、多くのF1専門スタッフを他プロジェクトへ配置転換していたことが判明し、その影響も開発の遅れにつながったことを明らかにしている。ハンガリーGPでは大規模アップグレードを投入し、フェルナンド・アロンソが今季初めて純粋なペースでQ2進出を果たすなど改善の兆しを見せた。そして夏休み明けには、ホンダの大幅なパワーユニットアップデートも控えている。そうした中、チーフ・トラックサイド・オフィサーを務めるマイク・クラックは、ホンダとの関係について次のように語った。「誰かを責めるのは簡単なことだ。しかし、我々は一緒に座り、『これは全員の問題だ。一緒に努力して、この状況を一緒に乗り越えよう』と話し合った」「厳しい時期になることは最初から分かっていた。実際に何度も難しい会議を重ねたが、その結果として関係は大きく改善した。ガレージでも、エンジニアリングオフィスでも、そしてシルバーストンとさくら研究所の技術協力全体でもだ」「苦しい経験がチームを強くする」クラックは、こうした厳しい議論は避けられないものだったと振り返り、その経験が組織全体の成長につながったと強調した。「本当に厳しかった。しかし、こうしたことは乗り越えなければならない。そして、その先でチームはより強くなれる」「こういう状況では、大人として、そしてプロフェッショナルとして行動しなければならない。自分たちの力で、この状況を抜け出さなければならないんだ」さらに、今後競争力を取り戻すことができれば、この苦しい半年間を前向きな経験として振り返ることができると語った。「もし近いうちに再び戦える位置へ戻ることができれば、この半年間を振り返り、そこから得た教訓や前向きな要素を改めて確認できるだろう」夏休み明けにはホンダの新型パワーユニット投入が予定されており、ハンガリーGPで投入された空力アップグレードとの相乗効果が期待される。アストンマーティンにとっては、シーズン後半戦が巻き返しへの本格的な試金石となりそうだ。
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