アストンマーティン・ホンダF1にとって2026年F1開幕戦オーストラリアGPは厳しいスタートとなった。フェルナンド・アロンソはレース中に2度のリタイアを喫し、チームは信頼性とパフォーマンスの両面で大きな課題を抱えていることが明らかになった。2026年からホンダのパワーユニットを搭載して新時代を迎えたアストンマーティンだが、振動問題やエネルギーマネジメントの課題が浮上している。
チーム関係者も問題解決には時間が必要だとの見方を示しており、設計レベルでの変更が必要になる可能性があるという。開幕戦で露呈した信頼性問題オーストラリアGPでは、フェルナンド・アロンソがスタート直後の混乱の中でポジションを上げるなど好調な立ち上がりを見せた。しかしその後、マシンの信頼性トラブルによって状況は一変する。アロンソは14周目にマシンを止めることになり、一度リタイアを余儀なくされた。その後、データ収集のため一時的にレースへ復帰したものの、走行は合計21周にとどまり、最終的にレースを完走することはできなかった。チーム代表エイドリアン・ニューウェイはメルボルンの段階で問題の深刻さを認めており、マシンの振動はフェルナンド・アロンソやランス・ストロールに神経損傷を引き起こす可能性すらあるレベルだったと説明していた。それでもニューウェイは今回のレースを「学習の機会」と位置付けており、収集されたデータが次戦中国GPに向けた改善に役立つと述べている。またホンダ側も、中国GPではバッテリーの走行距離をさらに伸ばせる見通しであり、振動問題も徐々に減少しているとの見解を示している。デラロサ「ホンダは設計変更が必要」アストンマーティンのアンバサダーで元F1ドライバーのペドロ・デラロサは、メルボルンでスペインのDAZNに対してチームの現状を説明した。「これは長いプロセスになる。まず信頼性を確保し、その後にパフォーマンスを改善しなければならない」とデラロサは語った。「そしてソフトウェアの小さな調整だけではなく、エネルギー回生やデプロイメント、パワー供給の動作をより良くするための改善も必要だ」さらにデラロサは、問題の根本的な解決にはホンダ側の設計変更が必要になるとの見方を示した。「ホンダは設計変更をしなければならない。だから、それがいつになるかを予測するのは難しい」「ホンダがどんな解決策を見つけるのか、そしてそれをいつ導入できるのかを見る必要がある」「ただし、1レースごとに大きく変わるようなものではない。これは中期的なプロセスになる」