元マクラーレンF1のチーム代表だったマーティン・ウィットマーシュが、アストンマーティンF1チームに新設されたパフォーマンステクノロジー部門のCEOとしてF1界に復帰。チームを“世界選手権で勝てる組織”へと構築させていく。マクラーレンF1で24年間働き、2008年から2014年までチーム代表を務めたマーティン・ウィットマーシュが、アストンマーティンF1チームのパフォーマンステクノロジー部門を率いることになった。
アストンマーティンF1のチームオーナーであるローレンス・ストロールは、マーティン・ウィットマーシュが「ブランドのF1活動を包括する」新しい部門のグループのCEOとして加入すると語った。「マーティンは上級管理職の責任を享受し、アストンマーティン・コグニザントF1チームのF1世界選手権で勝てる組織への変革を今後4〜5年以内に主導し、同期間で10億ポンドのビジネスに発展させるという重要な目標が含め、アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズとその子会社の新しい戦略的方向性を設定する上で私を支援およびサポートする」とローレンス・ストロールは語った。「マーティンは、モータースポーツ、自動車、航空宇宙、海洋、再生可能エネルギーの各セクターにまたがる長く成功した注目を集めるキャリアを楽しんできた」とローレンス・ストロールは語った。「さらに、彼はF1で実績のある勝者だ。したがって、彼は私と上級管理職チームと協力して、オントラックとオフトラックの両方で将来の成功に向けて従業員を導き、刺激する仕事に理想的な人物だ」」マーティン・ウィットマーシュは今年10月1日からアストンマーティンF1チームの新しい役割を開始する。マクラーレンF1にを離れて以来、イネオス・チームUKアメリカズカップ・セーリングチームの最高経営責任者やフォーミュラEなどの様々な役割を果たしてきた63歳のマーティン・ウィットマーシュは、ローレンス・ストロールの世界選手権の目標は達成可能だと「完全に確信している」とし、「当社の技術力と知的財産を成功し、収益性の高い新規事業として開発および適用する可能性に興奮している」と語った。「2021年10月1日から、ローレンス(ストロール)によって新しいアストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズのグループ最高経営責任者に任命されたことをうれしく思う」とマーティン・ウィットマーシュは述べた。「私は長年ローレンスを知っており、賞賛してきた。彼の畏敬の念を起こさせるほど素晴らしいビジネス感覚と一見無尽蔵に見える野心に常に非常に感銘を受けてきた」「同様に、私は常に 『チーム・シルバーストーン』をリスペクトしてきた。それは、以前の様々な前身の下でしばしば実力以上の力を発揮(punched above its weight)し、今ではかつてないほど強いパンチを繰り出す重量を持っていると言える」「私は、F1で勝つために何が必要かを知っている。ローレンスのリーダーシップに触発され、労働力のスキル、情熱、決意に支えられて、我々のチームがローレンスがそうあるべきだと決している勝利作戦になれるようにできる限りのことをするつもりだ」アストンマーティンF1のチーム代表を務めるオトマー・サフナウアーは「マーティンの到着により、アストンマーティンを勝利のマシンにするために私のエネルギーの100%を投入できるようになるだろう」と付け加えた。マーティン・ウィットマーシュは、モータースポーツの多様性を高めるために、元マクラーレンのドライバーであるルイス・ハミルトンが立ち上げた“ハミルトン・コミッション”の一部でもある。マーティン・ウィットマーシュの採用は、チームオーナーのローレンス・ストロールの意向のもうひとつの表れだ。彼は、ここ数か月で多くの重要な採用を行い、アストンマーティンF1も新しいハイテクファクトリーの建設を開始している。
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