アストンマーティンは、テクニカルディレクターとして現在レッドブル・レーシングで空力責任者を務めているダン・フォローズを引き抜いた。ダン・ファローズは、2006年に空力部門のチームリーダーとしてレッドブル・レーシングに加入。2010年から2013年のセバスチャン・ベッテルの4連覇の後、2014年に空力責任者に就任した。
一方、アストンマーティンF1は技術部門の強化を積極的に進めており、今月、アルファロメオF1でチーフデザイナーを務めていたルカ・フルバットをエンジニアリングディレクターとして獲得。最高技術責任者のアンデドリュー・グリーンの元で、ダン・ファローズ、ルカ・フルバット、トム・マッカー(パフォーマンスディレクター)と三党体制を形成した。レッドブル・レーシングは、ダン・ファローズは彼の契約が期限を迎えるまでチームを離れることはないと語った。ダン・ファローズの転職について、レッドブル・レーシングのF1チーム代表を務めるクリステャン・ホーナーは「ダンはレッドブルレーシングで重要な役割を果たしてきたので、言うまでもなく、いなくなるのは惜しい。チームの成功に貢献してくれたことに感謝したい」とコメント。「しかし、F1チーム内でテクニカルディレクターの役割を果たすチャンスは、彼のキャリアにおける魅力的な次のステップであることを認識している」「次に、この動きは、我々が将来を見据え、より広いチーム内の豊富な才能から引き出すときに、刺激的な内部進歩の機会を生み出す」アストンマーティンF1は、テクニカルリーダーシップチームの新しい構造を確認。チームプリンシパルのオトマー・サフナウアーは「技術業務に真の力を加える新しい構造の概要を説明できることをうれしく思う」と声明で述べた。「アストンマーティンの全員がグランプリと世界選手権での優勝を目指している。我々が作成したこの新しく改良された構造は、今日のF1で最も成功したチームの構造を反映している」