アストンマーティンはF1で勝利チームになることはありそうにない。そう語るのはヴィタリー・ペトロフのマネージャーでケータハムF1チームで商業的な役割を果たしたオクサナ・コサチェンコだ。先月末、レーシング・ポイントF1チームのオーナーであるローレンス・ストロールは、アストンマーチンの株式を取得。チームは2021年から『アストンマーティンF1チーム』を名乗り、ワークスチームとして活動することが発表された。
しかし、オクサナ・コサチェンコは、アストンマーティンF1チームがタイトル獲得に向かっているとは思っておらず、ただ裕福な父親が息子にF1シートを買い与えただけだと考えている。「アストンマーティンが本気でF1に留まりたいのであれば、ちょうどいいタイミングかもしれません」とオクサナ・コサチェンコは Sportbox にコメント。「しかし、私自身は懐疑的に考えています。この状況は、ただ父親が息子にファクトリーチームにいる機会を買い与えてやっているだけだと思います」実際、レーシング・ポイントF1チームを買収したローレンス・ストロールは、息子であるランス・ストロールをチームで走らせており、アストンマーティンF1チームでもランス・ストロールの将来は確保されていると考えられている。「ローレンス・ストロールが、ランスのキャリアが終わった後もこのプロジェクトを開発し続ける自動車産業とモータースポーツの先見の明のある起業家であるかどうかはよくわかりません」来週、F1界はプレシーズンテストに先立って新車を発表する忙しい週となる。「クルマのプレゼンテーションには何も期待していません。それらは主にPRイベントです」とオクサナ・コサチェンコは語った。「興味深いのはテストです。今年は2~3つ以上のチームの戦いを見たいと思っていますが、ほとんどのチームが既に2021年に取り組んでいるので、それを待つ必要があります」