フェラーリは、リザーブドライバーのアントニオ・ジョビナッツィをハースF1チームの2回のFP1(イタリアGPとアメリカGP)で走らせることを発表した。F1で62回のスタートを切り、アルファロメオで3シーズンを戦ったアントニオ・ジョビナッツィは、昨年末でシートを失い、今季はスクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーを務めながら、ドラゴン・ペンスキーからフォーミュラEに参戦していた。
アントニオ・ジョビナッツィは、同じくスクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーを務めているミック・シューマッハノイルハースF1チームで、モンツァでのF1イタリアGPおよびサーキット・オブ・ジ・アメリカズのF1アメリカGPのフリー走行1回目にハース VF-22をドライブする。今シーズン、スクーデリア・フェラーリのリザーブドライバーとしてシミュレーターで作業をしているアントニオ・ジョビナッツィにとって、ハースVF-22での走行は新世代F1マシンのステアリングを握る初めての機会となり、実際のトラックでのグラウンドエフェクトカーを経験することで、シミュレーターと比較することが可能になる。アントニオ・ジョビナッツィはハースF1チームのことをよく知っており、2017 年にジュニア ドライバーとしてハースF1チームで7回の金曜日のプラクティスセッションを行っている。「公式F1セッションで再びドライブする機会を得ることができてとてもうれしい」とアントニオ・ジョビナッツィは語った。「シミュレーターの運転以外に、実際の車をテストすることは重要であり、スーツとヘルメットを再び着用するのが待ちきれない」「新世代の車で自信を築く機会になるだろう。リザーブドライバーとして呼ばれた場合に備えるための最良の方法だ」「モンツァやCOTAのように挑戦的でエキサイティングなトラックを運転することは、さらにスリリングだ」「ハースF1チームとスクーデリア・フェラーリに感謝しちえる。2017年にすでに私を頼ってくれたチームに貢献できることを楽しみにしている」ケビン・マグヌッセンとミック・シューマッハは、ジョビナッツィの走行に対応するために交互にハースのF1マシンのシートを空ける。「アントニオ・ジョビナッツィが2回のFP1でチームに戻ってくることをうれしく思う」とハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは付け加えた。「フェラーリは、レース週末にアントニオに現在のスペックのF1カーに乗る時間を与えたいと熱望しており、もちろん、私たちは喜んでそれを手伝ってきた」「我々は2017年にアントニオとフェラーリで同様の状況を楽しんだ。当時と現在の明らかな違いは、彼がF1での過去3シーズンの競争で得た経験と、イタリアとアメリカで彼が我々に与えることができるフィードバックだ」「アントニオに再び会えること、そして、彼がパドックに戻ってくることを楽しみにしている」
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