レッドブルF1のアドバイザーであるヘルムート・マルコが、セカンドチームであるRBの周辺には多くの買い手候補が渦巻いており、売却の可能性もあると語ったことで、アンドレッティのF1グリッド入りへの希望が再燃している。アンドレッティは新たな11番目のチームとしてF1に参加することを強力にプッシュし、FIA(国際自動車連盟)の承認を得て、早ければ2025年のデビューを目指している。
しかし、F1には別の考えがあり、F1パワーユニットメーカーになることを約束した米自動車大手ゼネラル・モーターズの支援にもかかわらず、アンドレッティの入札は却下された。F1側は、アンドレッティにとってF1シリーズの価値はその逆よりも高いはずだと提案していた。一方、アンドレッティは、他チームが収益分配に参入することによる財政的影響を警戒する既存チームからの大反対に遭っていた。既存のチームを買収することが唯一のルートであり、アンドレッティにとっては可能性のある選択肢であるようだ。RB買収でアンドレッティがF1グリッドに?レッドブルは昨年、セカンドチームの売却を検討しているとのうわさを一蹴し、アルファタウリからF1 2024に向けたビザ・キャッシュアップRBにブランドを変更したが、マルコは現在、多くの関係者が興味を示しているとして売却の可能性を示唆している。その中にアンドレッティがいるのは当然だろう。OE24から、RBが売りに出されているという噂について質問されたマルコは「興味を持っている相手はたくさんいるが、最終的には株主が決めることだ」と答えた。「チームにとっては高い値段だ。だが、最終的には株主が決めることだ。アンドレッティを拒否したF1は大きな批判を浴びたが、F1会長のステファノ・ドメニカリは毅然とした態度でプロセスが正しく行われたことに満足していると主張した。全チームが署名しなければならない次のコンコルド協定では、新チームが支払わなければならない希薄化防止料(既存のチームに分配される)が2億ドルから6億ドルに引き上げられると噂されている。ドメニカリはウォール街のアナリストたちに、11番目のチームができる可能性について「コンコルド協定に関係する点であることは確かだ」と語った。「FIAとFOMは、我々が行うべきさまざまな評価に関して共同作業を行わなければならない」「だから、今回のことに関しては、プロセスは踏襲され、正しい形で結果を提示できたと思う」「将来については、もちろん、チームとの話し合いの問題であり、適切な商業的、技術的な提案があれば、それに応じて今年中に話し合われることになる」F1のグリッドに11チームが並んでいたのは2016年が最後となる。
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