2025年F1アメリカGPの予選で11番手以下だったドライバーのコメント。10月18日(土)にサーキット・オブ・ジ・アメリカズで2025年のF1世界選手権 第19戦 アメリカグランプリの決勝グリッドを決める予選が行われた。後方勢では、ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)が11番手とポイント圏目前につけ、レーシングブルズのリアム・ローソンが続いた。角田裕毅は13番手に沈むも、スプリントで11台抜きを見せた勢いを持ち込めば上位進出も十分に可能だろう。
ガスリーやコラピントのアルピーヌ勢は共にQ2止まりで、依然ペースに苦戦している。一方、ガブリエル・ボルトレトやエステバン・オコンら中下位勢はセットアップに悩まされ、ランス・ストロール(アストンマーティン)は前日のスプリント接触によりグリッド降格を受ける。最下位はクラッシュでQ1を走れなかったアイザック・ハジャー(レーシングブルズ)。決勝では混戦を利用し、どこまで順位を取り戻せるかが焦点となる。11番手:ニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)「スプリントはターン1の接触でほぼ終わってしまって残念だった。すぐに切り替えて予選に集中したけど、最後のラップは第3セクターで突風にやられて少しタイムを落とした。明日はP11からでポイント圏内は近い。ここはオーバーテイクも可能だし、やれることはやる」12番手:リアム・ローソン(レーシングブルズ)「クルマは速かったのに、Q2の最終ラップの入りで強い逆風を食らってタイムを取り戻す展開になったのが痛かった。パッケージ自体は良いから、明日は何とかポイントに届くように作戦を練るよ」13番手:角田裕毅(レッドブル・レーシング)「スプリントはすごく良かったですし、リスクを取ってターン1でたくさんオーバーテイクできました。ただ、予選はQ2の最後のラップで前が詰まってしまって、すごく良い感触だっただけに残念でした。正直、最近は普通の予選ができていない感覚があってフラストレーションはありますが、クルマのパフォーマンスは感じられているので、明日はクリーンなレースで挽回したいです」14番手:ピエール・ガスリー(アルピーヌ)「スプリントはターン1のカオスをうまく生き延びてP10まで持ち帰れたのは悪くない。予選も全体としてはよくやれたけど、最後のコーナーで少し苦しんで最終ラップを完璧にまとめきれなかった。Q3は厳しかったと思うけど、明日は前の混乱をうまく利用したい」15番手:フランコ・コラピント(アルピーヌ)「週末を通してバランスに苦労していて、特に高速域でクルマが予測しづらかった。スプリントのターン1で後ろからヒットされて左リヤがパンクしてしまい、そこからは厳しい展開。予選に向けて大きくセットアップを変えて学びはあったし、Q2進出は前進だ。明日はスタートから攻めたい」16番手:ガブリエル・ボルトレト(ザウバー)「ここでは第3セクターの自信が最後まで戻りきらず、ラップをまとめきれなかった。スプリントは混乱の中でクルマを無傷で持ち帰れたのは良かったし、予選前の変更で良い方向も見つかった。ただもう数周必要だった感覚だ。明日は学びを活かして少しでも前へ行く」17番手:エステバン・オコン(ハースF1チーム)「スプリントはいいスタートで何台か抜けたけど、ポイントには届かなかった。予選は一日を通して一貫性に苦しみ、特に高速でリアが落ち着かず、マージンを持って走らざるを得なかった。昨日よりはマシだけど、まだ十分じゃない。決勝で巻き返したい」18番手:ランス・ストロール(アストンマーティン)「スプリント終盤のオーバーテイクで自分の判断ミスがあった。ダイブは近すぎたしフロントをロックさせてしまった。エステバンには謝ったよ。予選はトラックリミットでラップが削除されてP18。グリッド降格もあるから最後尾スタートだけど、暑さとデグラデーションのマネジメントで何とか上がっていきたい」19番手:アレクサンダー・アルボン(ウィリアムズ)「スプリントは混乱を避けてP6は悪くない成果。予選はデフの問題を解消したことでバランスが大きく変わり、時間不足で合わせ切れなかった。最終ラップはトラックリミットで削除、Q2には行けたはずだから悔しい。決勝用のベースは悪くないから、明日は上がっていける」20番手:アイザック・ハジャー(レーシングブルズ)「Q1の最初のプッシュでターン6に速く入りすぎて、突然スナップしてどうにもできなかった。戻せる余地は自分にもあったはずで、細かいところの積み重ねだと思う。クルマ自体は速いし、後方からでもオーバーテイクのチャンスはある。明日は少しでも魔法を起こしたいね」
全文を読む