アルピーヌF1チームのサンパウログランプリでの衝撃的なダブル表彰台は、シーズン終了時に5000万ドルの報酬につながる可能性がある。エステバン・オコンとピエール・ガスリーは、雨に見舞われたブラジルの劇的なレースで素晴らしい走りを披露し、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに次ぐ2位と3位でフィニッシュし、アルピーヌF1チームにありえないダブル表彰台をもたらした。
33ポイントを獲得したことで、アルピーヌF1チームはコンストラクターズ選手権で9位から6位へと3つ順位を上げ、ウィリアムズ、RB、ハースを追い抜いた。アルピーヌF1チームは、今シーズン残すグランプリ3戦とスプリントレース1戦で、ハースに3ポイント、RBに5ポイントの差をつけている。5位のアストンマーティンとは37ポイント差だ。ロイター通信によると、今シーズン終了時にコンストラクターズランキングで6位をキープできれば、10チームで分配される賞金5,000万ドル(約76億円)をアルピーヌが手にする可能性があるという。グリッド最下位からのスタートとなった苦しい2024年シーズンの中で、アルピーヌF1チームにとってこの衝撃的な結果は、まさに必要としていた後押しとなった。「難しいシーズンを終えて、今日は何という日だろう」とエステバン・オコンは語った。「ここで走れて、雨の中でもパフォーマンスがほぼ一定しているのは本当に素晴らしい」「ドライコンディションではマシンが非常に難しかったけど、今朝雨が降り始めた時は本当に安心した。雨の時はここが大好きだ。今日は僕たちにとって特別なレースになった」チームメイトのピエール・ガスリーは「ポイント獲得に苦労してきたけど、このようなコンディションでは何でも起こり得る」と語った。ガスリーは土曜のスプリントレースでも7位で2ポイントを獲得している。「最後まで誰も信じなかった。2台のマシンが表彰台に上るなんて。シーズン前にビンゴカードに書いた人は誰もいなかったと思う」アルピーヌF1チームの新代表のオリバー・オークスは「両マシンを予選の最終段階であるQ3に進出させることができず、少しフラストレーションが溜まっていたが、彼らは今、それを補って余りある活躍を見せてくれた」と語った。「このチームは素晴らしいチームだ。それは今も昔も変わらない。今シーズンは明らかに厳しいスタートを切った。この12~18か月間は、チームの本来の姿ではなかった。しかし、私が到着して以来、チームの士気は非常に高いと言える」「これから良い冬を過ごし、勢いをつける必要がある」
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