アルピーヌF1チームは、2023年F1オースオラリアGPの決勝で、ピエール・ガスリー、エステバン・オコンともにリタイアでレースを終えた。アルピーヌF1チームはメルボルンで不運に見舞われた。ガスリーは5位をキープし、フェラーリのサインツとアロンソのアストンマーチンを引き離し、ストロールの後ろにもついていくという素晴らしいレース運びを披露した。オコンは10位まで順位を上げ、ポイント獲得は確実と思われた。
しかし最後のリスタートで、ガスリーがコースに戻ったところでチームメイトと接触。その結果、2人は壁に激突し、両者はスチュワードに呼び出されたが、レーシングインシデントと見なされ、処分は免れた。オトマー・サフナウアー(チームプリンシパル)「ゼロポイントでここを去るのは残念だが、今日のマシンのパフォーマンスには満足し、ポジティブに捉えることができる。我々は、前にいるライバルたちとレースをすることできることを示したし、実際、重要な場面ではクルマを使づけ、冷静になることができた。ピエールも非常に良い走りを見せ、レースの大半を5位で走り、メルセデス、アストンマーティン、フェラーリとともに表彰台を狙える位置につけていた。このことをポジティブにとらえ、今後のモチベーションにしなければならない。エステバンは、レース序盤の一連の流れは確かに不運だったが、よく判断したオーバーテイクでポイント圏内まで挽回したのはさすがだった。3回目のスタンディングスタートで2台とも接触してしまったのは残念だったが、事故の内容を考えれば、2人のドライバーが無事でよかったと思う。我々は前進を続けているし、このような困難な状況だからこそ、チームの絆が深まるのだと思う。アップグレードが予定されているバクーをすでに楽しみにしている」ピエール・ガスリー(DNF)「今日のレースの結果にはとてもがっかりしている。ほとんどで5位を走り、4位のカルロス(サインツ)を追いかけ、とても良いレースペースを示していた。あと少しで10ポイントを獲得できるところだったのに、1ポイントも獲得できずに終わってしまったことは、僕らにとっては苦ものだ。今はポジティブな要素に集中しなければならない。それがレースを管理し、前のライバルに戦いを挑むための方法だ。事故の後、エステバンも僕も無事でよかった。チームとして、次のレースに向けて集中力を切らさずに進んでいきたい」エステバン・オコン(DNF)「週末を通して素晴らしいペースを見せたいただけに、2台とも完走できなかったのは本当に残念だ。フェラーリやアストンマーチンと戦えるだけのパフォーマンスがあったのに、何ももたずに帰るのは我々全員にとってつらいことだ。最後の再スタートはとてもカオスで、すべてがあっという間に終わってしまった。ピエールとの接触は残念だったけど、2人とも無事でよかった。そのことについては話し合ったし、もう大丈夫、恨みっこなしだ。ふたりともすでに次のレースが楽しみにしているし、チーム全体がこの週末を忘れたいと思っているはずだ」