アルピーヌのCEOであるローラン・ロッシは、アンドレッティ・キャデラックがF1への参戦を認められた場合、同社がF1パワーユニットを供給することを明らかにした。アンドレッティはFIAに“関心表明書”を提出し、11番目のチームとしてF1に参加するための正式な手続きを開始することになっており、おそらく早ければ2025年にも参戦する可能性がある。
しかし、F1やその関係者はアンドレッティの試みに対して冷淡な反応を示していることから、ゼネラルモーターズが支援するこのプロジェクトが今後数カ月のうちにモータースポーツのエリートたちにアクセスできる保証はない。ローラン・ロッシは、ロンドンで行われたアルピーヌの2023年F1マシンの発表会で「彼らがF1参戦のためのライセンスを取得したら、パワートレインを提供することで合意した」とロイターに語った。「しかし、F1サーカスに参加できることを示すのは彼ら次第であり、そのためには、彼らが申請書を提出し、F1サーカスとチーム全般に価値をもたらすことを示すというプロセスを経る必要がある」「彼らがそれを証明し、他の人たちが評価することだ。もし彼らが参加するならば、我々は喜んで彼らに参加するだろう。もし彼らが参加しないのであれば、全体としてうまくいかなかったということだ」同じメーカーのメルセデス、フェラーリ、レッドブル・パワートレインズ/ホンダとは逆に、ルノー/アルピーヌは現在、F1のカスタマーにハードウェアを供給しているわけではない。しかし、それは確固たるコミットメントではない。「あればいいが、必ず必要というわけではない」とローラン・ロッシは説明した。「セカンドチームを利用することもできる。2台でやるより4台でやったほうがより多くのデータが蓄積されるからだ。しかし、それはチームにとっても負担にもなるので、完全に体制を整える必要がある。2年前はそれができなかった」
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